ラファエル・ローゼンタールとは?

ラファエル・ローゼンタール(Rafael Rozendaal・1980年生まれ)は、オランダ出身のヴィジュアル・アーティスト。
スタジオを持たず、主にインターネット空間を発想と表現の場としたウェブ作品を2000年から発表している。シンプルな造形と動き、象徴的な色彩で構成された、インスタレーションレンチキュラー、ファブリック、詩作など多様なスタイルで表現している。ホームページは年間約6000万ものアクセス数を誇る。
2015年にアメリカ・ニューヨークのタイムズスクエア(Times Square)にある電光掲示板を使って行われたインスタレーションは大きな話題を呼んだ。また、2018年には世界初の美術館での個展を青森県の十和田市現代美術館で開催した。

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当時次世代として位置づけられたギャラリーもキャリアを積み重ね、現在はArt BaselやNADA Miamiなどの世界の名だたるアートフェアに出展し存在感を発揮している。1990年代に日本で現代アートの土壌を作ったギャラリストを第一世代とし、彼ら彼女らを第二世代とするならば、さらにその下の第三世代ともいえるギャラリストも出てきている。

今回、ニュートーキョーコンテンポラリーズで活動していた無人島プロダクションの藤城里香さん、青山|目黒の青山秀樹さん、MISAKO & ROSENのローゼン美沙子さん、ローゼン・ジェフリーさんによる座談会を企画。本連載「What is 現代アート!?」モデレーターの深野一朗とともに、日本の現代アート事情ついてざっくばらんにお話してもらった。

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倉庫街だった東品川の天王洲エリアは再開発により、アートの発信地というイメージを定着させつつある。TERRADA Art Complexの4階に、2018年11月、現代アートのギャラリー「ANOMALY」が誕生した。共同代表は山本裕子、浦野むつみ、橋本かがりの3人だ。

興味深い点は、このギャラリーが山本現代、URANO、ハシモトアートオフィスの3ギャラリーの統合により生まれたこと。そしてグランドオープンの展覧会をおこなったのは、3つのギャラリーのいずれにも属していなかったChim↑Pomであったことだろう。

3つのギャラリーが集まって何をはじめるんだ?1992年の伝説の展覧会「ANOMALY」の再来か?

周囲の前のめりな関心をすりぬけ、「ANOMALY」はしなやかな形態で、新たなギャラリーの在り方を目指す。ANOMALYの山本裕子さんと浦野むつみさんに、夫婦で現代アートをコレクションする長谷川一英さんと惠美子さんが話を聞いた。