MUUSEO SQUARE
オデッセイ(ODYSSEY)は、1972年9月にマグナボックス社(Magnavox)から発売された世界初の家庭用テレビゲーム機。ドイツ生まれのユダヤ人、ラルフ・ベア(Ralph Henry Baer)が開発した。当時の人々にとって家庭用テレビゲームはあまり理解されておらず、さらに宣伝の内容により、「マグナボックス社のテレビでなければこのゲームは遊べない」と思われてしまい、ヒットにまでは至らなかった。1974年に製造が終了した。
「1983年に誕生したファミコンは、衝撃的なゲーム機だった。」500台以上の家庭用TVゲーム機を集めた大和さんが体感したゲームの魅力と歴史
私が小学生の頃は、ファミコンに夢中だった。スーパーマリオ、ドラクエ、グラディウス、ファミスタ、ゼルダの伝説、などなど。好きだったソフトのタイトルを数え上げたらキリがない。今では、PlayStation4やWii Uに代表されるように、ゲーム機の性能は格段に向上し、世界中のゲームファンがさらなる高性能の新しいゲーム機の登場を待っている。一方で、1970年代、80年代に発売されたクラシックな家庭用ゲームTV機を集めている人も、世界中に一定数いるのだ。今回話を聞いた、家庭用TVゲーム機を集めている大和祥晃(やまとよしあき)さんは、同じ機種のダブりも含めると500台近いコレクションの数になる。そんな大和さんに、クラシックな家庭用TVゲーム機のコレクションを見せてもらい、魅力を語ってもらった。
アタリ社
オデッセイ
ジョイスティック
所有ギターは約300本!ギタリスト・野村義男さんが語る「私がギターを集める理由」。
20世紀の音楽シーンにおいて、欠かせないアイテムのひとつであるエレクトリック・ギター(以下、エレキギター)。プレイヤーの感性をダイレクトに音へ変換する、シンプルかつアトラクティブなこの楽器の虜になっている方も多いはずだ。今回はギター愛好家として名高い野村義男さん(愛称はよっちゃん)に、その魅力を語ってもらった。
季節なんて関係ない。1000枚のアロハシャツを所有する料理人、森野熊八流アロハの嗜み方
夏、海、リゾートなどワクワクするイメージが浮かぶアロハシャツ。肌触りがよく風が抜けて涼しいので、夏のオフタイムはアロハで過ごすという人も多いだろう。料理人、森野熊八さんもアロハシャツを愛する一人。一年中アロハシャツで過ごすようになってから約15年。気付けば所有するアロハシャツは1000枚に迫る。愛好家とも呼べる熊八さんに、アロハシャツの魅力やコーディネート法などを伺った。
ロシアの香りが漂う腕時計。エンドケイプさんが語る「ボストーク」の浪漫
ユーリィ・ガガーリンをのせ、1961年に人類初の有人宇宙飛行を成功させた宇宙船ボストーク1号。その名を冠した時計メーカーが、ボストークだ。中でもコマンダスキー・シリーズは、ミリタリーウォッチらしい無骨さとノスタルジックなデザインの絶妙なバランスが、唯一無二の存在感を放つ。 1991年という旧ソ連の歴史的タイミングに偶然ボストークと出会って以来、今もボストークに惜しみない愛をそそぐクリエイターのエンドケイプさんに、ボストークの魅力を伺った。
「You are what you "collect".」現代アート・コレクター深野一朗のコレクション観
現代アートは、時に読み解くことがむずかしい。現在進行形なだけに、美術史におけるはっきりとした評価が定まっていないことも多い。そんなアート作品を購入するコレクターさんは、何をみて、何を決め手にしているのだろう。そこで現代アート・コレクターの深野一朗さんに、こんな質問をした。‟身近な方がアート作品の購入を迷っていたら、どんなアドバイスをしますか?”深野さんは「何もいえません」と笑った。現代アートとの出会いから、作品購入時のチェックポイントまで、深野さんはなんでも具体的に答えてくれていたので、この反応は少し意外だった。しかし「何もいえない」の先にあったのは、あらゆるジャンルの純粋なコレクターほど、深く共感できるであろう、深野さんのコレクション観だった。あなたなら、どんなアドバイスをしますか?あなたは、何を集めますか?