ブルックスブラザーズとは?

ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)は、1818年ヘンリー・サンズ・ブルックス(Henry Sands Brooks)によって設立されたファッションブランドで、アメリカでは初となる既製服ファッションの大規模小売店。
「最高品質の商品だけをつくり、取り扱うこと。適正な利益のみを含んだ価格で販売し、その価値を理解できる顧客とのみ取引すること」を基本理念に掲げ、顧客にはアブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)や、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)などの歴代米大統領からフレッド・アステア(Fred Astaire)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)などの有名人やポップスターからハリウッドスターまで、多くの有名人が名を連ねている。
アイビールックの伝統的なブランドとして、アメリカンクラシックの伝統を現在も継承し続けていると共に、ボタンダウンシャツやノンアイロンシャツなどを初めて商品化するなど、伝統を大切しながらも新たな境地への挑戦を続けている。
1979年には日本にも上陸を果たしている。

米国本社は長らく創業のブルックス家自身が経営していたが、1970年代以降は米国の百貨店連合FDS、英国のスーパーマーケット・マークス&スペンサー、そしてイタリアのサングラスメーカー・ルクソティカの創業家へとオーナーが次々と変化した結果、2020年に経営破綻。現在はアメリカのブランドグループ・スパーク傘下で再建中。

READ MORE

ボクのファッション史。_image

ボクのファッション史。

メンズファッションに通じる倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載です。初回は倉野さん自身が影響を受けたファッショントレンドやブランドについて。なにやら話は多感な中学生時代まで遡るようで……。

足元にはいつもオールドチャーチ。_image

足元にはいつもオールドチャーチ。

ファッションライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第7回。「倉野さんにとって英国靴といえば?」「チャーチ!」と即答が返ってくるほど思い入れの強いブランド靴について。しかもオールドチャーチについてブランドの歴史を交えつつ語ってもらいました。

パーカー、モンブラン、ペリカン…。王道のインクカラー「ブルーブラック」を比較する。_image

パーカー、モンブラン、ペリカン…。王道のインクカラー「ブルーブラック」を比較する。

モンブラン、パーカー、パイロット、ペリカンなど、著名な万年筆ブランドに必ずと言っていいほど存在する定番インクがこの「ブルーブラック」。ブラックでもあり、ブルーでもある。単調な色味と思いきや、掘り下げてみると意外と奥が深い。今回も飯野さんとマニアックにこのブルーブラックを比較していきます! インク沼の世界に一歩踏み入れてみましょう。

名高きブーツメーカーPeal & Co。その知られざる歴史を紐解く_image

名高きブーツメーカーPeal & Co。その知られざる歴史を紐解く

英国のヴィンテージを掘り下げていく本連載。今回は1791年に創業して以降、174年に渡って世界各国の著名人に靴を作ってきたブーツメーカー「Peal & Co.(ピール&コー)」の歴史を掘り下げます。

当時どのような体制で靴を製造していたのか。なぜBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)との既成靴が生まれたのか。創業者サミュエル・ピール氏直系の子孫にあたる方へお話を伺いました。

実用性で選ぶ?それともスタイル?僕らのビジネスバッグ選びのマイルール_image

実用性で選ぶ?それともスタイル?僕らのビジネスバッグ選びのマイルール

電子デバイスの進化著しい昨今。スマートフォン一つあれば移動から書類作成まで対応できるようになりました。合わせて変化してきたのが持ち物と鞄。セキュリティの関係で書類の持ち出しを禁止する企業も出てきました。遠くない将来、出社しなくてもリモートで仕事をするのが当たり前になるのかもしれません。

ただ、鞄は荷物を運ぶ実用品という側面と、洋服と同じく持つ人の個性を象徴するモノという側面の二面を持っています。仕事のスタイルが多様化していく中で、鞄に軽さや容量といった機能性を求めるのか、それともトラディショナルな見た目を求めるのか。

今回、ファッションジャーナリストとして活躍する飯野高広さんと倉野路凡さんをお招きし、ミューゼオ・スクエア編集長とビジネスバッグを選ぶ基準について語り合いました。三者三様のこだわりが見えてきた仕事鞄鼎談(ていだん)を2回に分けてお届けします。

まず前編は、ビジネスバッグを選ぶときのマイルールについて掘り下げていきます。

コート解体新書:第八回「ポロコート」アメリカトラッド系とクラシコイタリア系を比較する_image

コート解体新書:第八回「ポロコート」アメリカトラッド系とクラシコイタリア系を比較する

ヴィンテージコートの定番品を例に、コートの源流をたどる飯野高広さんの連載。第八回はポロコートを取り上げる。

人気が定着したアメリカとイタリアのものでは、生地もシルエットも異なるそう。

コート解体新書:最終回「ダッフルコート」老若男女に似合う唯一のコート_image

コート解体新書:最終回「ダッフルコート」老若男女に似合う唯一のコート

ヴィンテージコートの定番品を例に、コートの源流をたどる飯野高広さんの連載。最終回はダッフルコートを取り上げる。

防寒作業着として生まれたコートは、時を経てどのように変化してきたのだろう。ダッフルコートと一口にまとめず、それぞれのディテールを細かく見てみよう。

アメリカ生まれ、日本育ちのファッションスタイル「アメトラ」を紐解く書籍3選_image

アメリカ生まれ、日本育ちのファッションスタイル「アメトラ」を紐解く書籍3選

チノパンにボタンダウンシャツ。5分も街を歩けば身につけている人を数人は見つけることができるこの洋服は、アメトラ(アメリカン・トラディショナル)を代表するアイテムだ。この記事では、アメリカから輸入し日本が育てたファッションスタイル、「アメトラ」への好奇心を刺激するおすすめの書籍を紹介する。

春夏のスーツやジャケットの楽しみ方。クラシッククロージングを語る【鼎談 前編】_image

春夏のスーツやジャケットの楽しみ方。クラシッククロージングを語る【鼎談 前編】

毎年恒例の鼎談企画。今回は、少し暖かい風を感じながら「春夏のクラシッククロージング」をテーマに語っていただきました。

集まってもらったのは、過去から現在までのクラシッククロージングを知り尽くす服飾ジャーナリストのおふたり、飯野高広さんと倉野路凡さん、あらゆる素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松です。

前編では、3人が春夏に着る実際のコーディネートを紹介してもらいながら、汗ばむ季節もスーツやジャケットを心地よく着られる服地や、原点のファッションに基づく着こなしのマイルールなどを教えてもらいました。

原点のファッションがあるから、素材や違いをより楽しめる。クラシッククロージングを語る【鼎談 番外編】_image

原点のファッションがあるから、素材や違いをより楽しめる。クラシッククロージングを語る【鼎談 番外編】

春夏のクラシッククロージングについて語る鼎談・番外編。

集まったのは、過去から現在までのクラシッククロージングを知り尽くす服飾ジャーナリストのおふたり、飯野高広さんと倉野路凡さん、何よりもあらゆる素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松です。

前後編と2記事にわたりお届けしてきた当企画ですが、まだまだ記事に入れられなかった熱いトークがあります。

今回は番外編(雑談編?)として、3人のファッションのルーツや当時のセレクトショップでの思い出などをお届けします。ぜひ後編の最後から続けてお読みください!

RECOMMEND

アメリカ生まれ、日本育ちのファッションスタイル「アメトラ」を紐解く書籍3選_image

アメリカ生まれ、日本育ちのファッションスタイル「アメトラ」を紐解く書籍3選

チノパンにボタンダウンシャツ。5分も街を歩けば身につけている人を数人は見つけることができるこの洋服は、アメトラ(アメリカン・トラディショナル)を代表するアイテムだ。この記事では、アメリカから輸入し日本が育てたファッションスタイル、「アメトラ」への好奇心を刺激するおすすめの書籍を紹介する。

「サテン」と「ピケ」に魅せられて〜素材が織りなすGジャンの趣〜_image

「サテン」と「ピケ」に魅せられて〜素材が織りなすGジャンの趣〜

「サテン」と「ピケ」をご存知だろうか。プレッピースタイルが流行った60年代、Leeのウエスターナーやホワイトリーバイスといった、それまでの流行だったブルーデニムではないホワイトのジャケットが登場し、そこに使用されていたのがサテンとピケだった。同じホワイトジャケットでありながらフェイスが異なるふたつの素材。今回はミューゼオ・スクエア編集長成松の「サテン」と「ピケ」との出会いを振り返りながら、今なお興味を掻き立てられる理由を探る。

服飾ジャーナリストが解説!メンズブレザーの起源と種類。_image

服飾ジャーナリストが解説!メンズブレザーの起源と種類。

クールビスなどではいまや定番になった紺ジャケ(紺のジャケット)。そして、そのもっと昔から紺のジャケットといえばブレザーが定番でした。そもそもブレザーとは、学生が学生服として着用するもの⁉︎ それともネイビージャケット(紺ジャケ)とは別のもの⁉︎ と定義が曖昧になっているアイテムでもある。服飾ジャーナリスト・飯野高広さんにメンズブレザーの起源と種類を解説してもらった。ブレザーとは何かを探っていこう。

役目を終えたシャンデリアを、もう一度輝かせてあげたい_image

役目を終えたシャンデリアを、もう一度輝かせてあげたい

きらびやかに輝く様に、思わず息を呑んでしまうシャンデリア。

富裕層のステータスシンボルとして普及した歴史があるシャンデリアですが、解体されたパーツは、国内のアンティークショップや蚤の市で入手することができます。

服飾ジャーナリスト・倉野路凡さんは、このクリスタルガラスを集めて密かに企んでいることがあるようです。