万年筆って、どう選べばいいの? ペン先の素材や字幅、デザイン、各ブランドの特徴まで。万年筆ビギナー、人生初の一本を選ぶ【後編】

万年筆って、どう選べばいいの? ペン先の素材や字幅、デザイン、各ブランドの特徴まで。万年筆ビギナー、人生初の一本を選ぶ【後編】_image

写真/恩田亮一
取材・文/ミューゼオ・スクエア編集部

こんにちは、再びの編集Nです。SNS上で万年筆の絶大なる人気を知り、「万年筆ってどんなところが面白いの?」という疑問と興味が湧いて、万年筆ツウも集う「銀座 伊東屋」へ行ってきました。

万年筆について何も知らないまま行った私でしたが、前編のインタビューで「万年筆で書く字は、その時々で個性が出て面白い」「書けば書くほどペン先が自分専用に成長していき、愛着が湧く」などの魅力をたっぷり知り、頭の中はもう「欲しい!」でいっぱい。

後編も引き続き「銀座 伊東屋」3F(万年筆フロア)マネージャー・伊藤真美さんにインタビューさせていただきました。今回は、ペン先の素材や文字の太さ、デザイン、ブランドなど、「どう選んでいくのか?」を具体的に教えてもらいます。

よし、選ぶぞ!

万年筆のプロから聞く、選ぶ前に知っておきたいあれこれ

MuuseoSquareイメージ

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選び方のポイントを簡単に言うと、「デザインと書き味、持った時のバランス」。

「見た目の好みもありますが、やっぱり書くものなので書き味や持った時のバランスを総合的にみて選ぶことが大切です」

デザインが好きで選んだ一本が、全て自分に合ったものだとは限らないよう。デザインはこれがいいって思ったけど、試し書きをすると書き味はこっちがいい、う〜ん持った時のバランスはこっちかな? なんてジレンマと戦うこともあるそう(あぁ、だから万年筆を何本も持っている人がいるのか)。

書き味はペン先で決まる! 金 vs. スチール(鉄)どっちにする?

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ーー前編で、書けば書くほどペン先が自分に馴染んでくると聞きましたが、ペン先って何でできているんですか?

ペン先は、金またはスチールが使われています。

まずは、金がペン先に使われるようになった理由をお教えしますね。今は少なくなりましたが、昔はインクの中に酸性の成分が多く入っており、鉄ペンを使っているとすぐに錆びてしまったんです。「インクの酸に負けない素材は何だろう?」と調べていった結果、金が一番強かった。そして、万年筆のペン先には金が使われるようになりました。

ーー金が使われているなんて豪華! 金とスチール、それぞれどんな違いがありますか?

スチールも30〜40年はゆうに使えますが、金だとさらに長持ちします。また、金は素材自体が柔らかいので、スチールと比べるとより滑らかに書ける……と言われています。

ーーん、「……」ちょっと間がありましたが。

手に伝わってくる感じは人それぞれなので、金がよくてスチールが劣るなんて決してなくて、どちらも自分の好み。

書いたときに、どちらが書きやすいと感じるか、どちらが自分らしい文字が書けるか、自分の書くスピードや動かし方にちゃんとついてきてくれるはどっちかな? と考えながら決めていくのがいいと思います。

書き比べてみましょうか。

ーーう〜ん、確かに金は紙との当たり具合がふんわり柔らかいタッチ。一方スチールは、やや厚みがあって“書いてる感”がありますね。

そうですね。ただ、実際は「金だから柔らかい、スチールだから硬い」という訳でもないんですよ。ポイントは、ペン先の背中の丸まり具合。このカーブによっても硬さが違います。カーブが急だと硬さがあってしっかり書けるし、カーブがなだらかだとしなりやすく滑らかに書けます。

ーーなるほど。書き味を比べるときは、ペン先の素材だけでなく「背中のカーブ」にも注目するといいんですね。ちなみにお値段って、どのくらいですか? 金って聞くと高そう。

万年筆の価格の半分は、ペン先のお値段だと考えていいと思います。例えば、こちらの万年筆(ペリカンのスーベレーン)は約4万円ですが、半分の約2万円は金(ロジウム装飾14金)のペン先分のお値段となっているはずです。

ーー金のペン先、なかなかのお値段ですね。

価格に幅を持たせるためにスチールを使っているという理由はあるのですが、書いた時の安定感はスチールの方がありますよね。リーズナブルなものだと、カートリッジ式(このあとご解説いただきます)で、スチールのペン先というタイプが多いかもしれません。

初めての一本なら、お手頃な万年筆から入ってみるのもいいかもしれませんよ。使ってみてよかったら、もっと色んな書き味のものが欲しくなりますから(ニヤリ)。

ーー……今回はスチールの安定した書き味をとります! 書き慣れていない私には、“書いている感”がより手に伝わるスチールの方が安心(決してプライスで決めたわけではありませんよ!)。

「字幅」のバリエーションが豊富。自分がよく書く文字を書きながら決めていこう

今回、紹介していただいたのは代表的な4つ。写真上から、EF(Extra Fine=極細)、F(Fine=細字)、M(Medium=中字)、B(Broad=太字)。その他にも、FとMの中間のFM(Fine Medium)とMF(Medium Fine)、Bより太いBB(Broad Broad)があります。
※F、M、Bという呼び方はメーカーによって異なり、世界的に統一されたものはありません。

今回、紹介していただいたのは代表的な4つ。写真上から、EF(Extra Fine=極細)、F(Fine=細字)、M(Medium=中字)、B(Broad=太字)。その他にも、FとMの中間のFM(Fine Medium)とMF(Medium Fine)、Bより太いBB(Broad Broad)があります。
※F、M、Bという呼び方はメーカーによって異なり、世界的に統一されたものはありません。

ーー万年筆って太字のイメージがあります。前編では手帳やメモ書きにも使えると聞きましたが、細かいところに書ける字幅もあるんですか?

今回は極細、細字、中字、太字の4つを持ってきました。同じモデルで、ペン先の太さが異なるものです。

ーー極細の万年筆もあるんですね。普段使うボールペンやシャーペンより細そう!

そうなんです。太さによって書き味も違うので、書き比べてみてください。

細ければ細いほど紙とペン先が当たっているな、書いているな、という摩擦感が手に伝わりやすくないですか? 太くなれば太くなるほど摩擦がなくなるので、滑らかに書けると思います。

また、字幅を選ぶ時は「自分の字の大きさが普段どのくらいなのかな?」と考えるのもポイントです。
太字が一番滑らかだから太字にしようと選んでも、「普段、こんなに大きな文字を書かない」となると、その万年筆は出番がなくなってしまいます。自分の字の大きさに一番広く対応してくれる太さであり、なおかつ書いた字が好きだなって思うことが大切ですね。

ーーどちらかというと大きめの字を書くけど、カリカリっとした極細の書き味がけっこう好きかも。いやでも、書いた字は中字と太字の方が好き……ループ! 決められません。

もし悩んだら、自分が一番よく書く文字を書いてみるのがいいと思います。名前を書いたり住所を書いたり。あと熱心な方は、自分の手帳やノート、使いたい紙を持参して裏移りや滲みをチェックしていますよ。

色んなペン先を試して、じっくり納得のいくまで考えてみてください。

ーー最初の1本だから、万年筆らしさがあって書いた字が好きな中字にしようかな。2本目を買うときは、書き味が好みだった極細にしよう(あっ、もう2本目を考えている……)。

インクの補充方法には、「吸入式と両用式」の2種類がある!

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◆吸入式

ボディ内部にインクを吸い上げるピストンを内蔵し、胴体自体がインクのタンクとなっているタイプ。内部を負圧状態にし、それを解放することでインクを吸い込むという原理を利用しています(このメカニズムは、数種類あると言われています)。ペン先をボトルインクに浸し、万年筆の尻軸を回転させることでピストンが上下してインクがボディ内に補充されます。

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◆両用式

ボディが分解でき、カートリッジやコンバーターという部品を付け替えながら使うタイプ。
インクが封入された筒状のプラスチックパックを内部に差し込む「詰め替え式」のことを「カートリッジ式」と言います。メーカーによって装着口が異なっているので、本体と違うメーカーを使うことはできません。
コンバーターは、ボトルからインクを吸い上げる万年筆の付属パーツ。つまり「吸入式の構造を小さな部品にして、取り外しができる」という仕組みです。

※カートリッジ式のみ、という万年筆もあります。

◆補充方法の選び方◆

「吸入式」は、インクの色が豊富でたくさん書くならコスパがいい。「カートリッジ式(両用式)」は、手軽で外出先に持って行く際に便利!

伊藤さん▶︎「カートリッジだと手軽にインクの取り替えができ、持ち運びに便利です。ただ、インクの色にこだわりたい方や書く量が多い方は、ボトルインクを使用する吸入式がおすすめ。ボトルインクに比べるとカートリッジは、色が限られバリエーションが少ないんです。黒や青、ブルーブラック以外の色を使いたい場合は、吸入式を選んだ方が楽しめますよ。また、書く量が多いという方も、ボトルインクを使った方がコスト的にいいと思います」

各ブランドの特徴と魅力。デザインはここまでこだわられている!

(写真左から)モンブラン「マイスターシュテュック P145」¥65,000、ペリカン「スーべレーン M600」¥40,000、パーカー「ソネット プレミアム」¥35,000、ウォーターマン「エキスパート エッセンシャル」¥12,000、プラチナ万年筆「センチュリー」¥13,000。

(写真左から)モンブラン「マイスターシュテュック P145」¥65,000、ペリカン「スーべレーン M600」¥40,000、パーカー「ソネット プレミアム」¥35,000、ウォーターマン「エキスパート エッセンシャル」¥12,000、プラチナ万年筆「センチュリー」¥13,000。

万年筆フロアにある約1500本から、今回は厳選して5本をご紹介してもらいました(5本に絞るのは、それはそれは難しかったようです)。

一本は持っていたい憧れの存在、ドイツ「モンブラン」

モンブランは、100年を超える歴史あるブランドで、万年筆の中で最も知名度があると思います。あまり興味がなくても、モンブランという名前は聞いたことあるという方、少なくないのではないでしょうか?

こちらのモデルは、「マイスターシュテュック」という定番デザインで、3種類のサイズがあります。写真のものは、持ち運びに便利な一番小さいサイズ。

キャップの頭に施されているホワイトスターが特徴で、アルプス最高峰「モンブラン」を頂上から見たときのイメージを象ったもの。胸ポケットに刺すとこのホワイトスターがちらっと見えて、「あっ、モンブラン持ってる」っていうのがすぐわかるんですよね。

プロも唸る! 時代によって異なるモンブランの刻印

伊藤さん▶︎「モンブランの万年筆はキャップリングに、『W.GERMANY』と書いてあるものがあります。現在は、クリップの裏にメイド イン ジャーマニーと掘られているのですが、昔は見えるところに刻印が入っていました。
もっと前は、『W-GERMANY』という刻印が入っており、それを持っている人は『おお〜すごい!』と万年筆愛好家でも声をあげると思います」

万年筆ツウから定評! 硬派な生き様がかっこいいドイツ「ペリカン」

モンブランと人気を二分する、同じくドイツのペリカン「スーベレーン」。万年筆愛好家の中には「どちらかというとペリカンが好き」という人がいるくらい、万年筆ツウに選ばれているブランドです。

ペリカンの特徴は「使えば使うほど書き癖にフィットしてきて、成長度合いがわかりやすい」ということ。ペリカンのペン先は、使い始めは荒削りなところがあります。でもそこがいいんですよね。使っていくうちに「あっ、書きやすくなった」という瞬間が訪れるんです。

また、昔からカートリッジ式がほとんど出ず、吸入式を貫いています。

海外のブランドはどこも、キャップの頭(天冠:てんかん)やクリップの形にアイデンティティが出ているんですけど、ペリカンはまさしくペリカンの嘴を象ったもの(可愛い!)。先端が反り上がっているので胸ポケットに刺すときにクリップが挟みやすく、布に接する面がなだらかでジャケットやシャツの生地が傷みにくくなっています。

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昔は「子ペリカン」の数が違っていた!?

伊藤さん▶︎「キャップの頭にペリカンの親子が描かれているのですが、時代によって子ペリカンの数が違います。親鳥はそのまま変わらないのですが、その周りにピヨピヨと子ペリカンがもっといたんです。時代とともにだんだん減っていき、今は親子一匹ずつになりました。子だくさんのモデルは廃盤。胸ポケットから見える子ペリカンの数で、『あっ、あの人、あの時代のペリカン持ってる!』という発見があります」

※写真:銀座 伊東屋提供

英国王室の御用達。クラシカルな佇まいが魅力のイギリス「パーカー」

エリザベス女王をはじめ、イギリス王室の一族が愛用しているパーカーの「ソネット」シリーズ。サイズ感やデザインはこのままですが、色や彫り模様などにバリエーションがあるコレクションです。

他ブランドよりサイズは小さめですが、金属がベースになっているので持ってみるとずっしりと重みを感じられると思います。ボディが細いためボールペンを使い慣れている人でも握りやすく、重量感があるのでペン先がストンと紙に落ちて力を入れなくてもスラスラ書けます。

色の変化はあれど、昔からずっとクラシカルで上品なデザインです。

日本の歴史の中で、一番使われていた海外のペンはパーカーではないでしょうか? おじいちゃんのお部屋を探してみると出てくるかもしれませんね!

万年筆の生みの親! 新しい価値観を築き続けるフランス「ウォーターマン」

現在使われている万年筆の構造を生み出したメーカーです。こちらは「エキスパート エッセンシャル」というシリーズ。

万年筆業界では珍しいファッション性を取り入れています。万年筆はどこか重々しいイメージがありますが、ウォーターマンはスタイリッシュで軽やかなデザインを追求しています。ファッション感覚で気軽に持つことができるので、若い方にもおすすめです。

しっかりしたペン先なので、ガンガンインクを入れて書く人にも安心して使ってもらえますよ。

ペン先が乾かない!? 不可能を可能にした日本「プラチナ万年筆」

最後に日本からはプラチナ万年筆を。日本のメーカーはセーラー、プラチナ、パイロットと3社あるのですが、どこも「日本語を綺麗に書けるようにしたい」「どんどん使って欲しいから、ユーザーが困っていることを解決してあげたい」という熱い思いが伝わってくるものばかりです。

その中の一つが、プラチナ万年筆「センチュリー」。何がすごいかというと、今まで万年筆業界で不可能だと言われていたことを可能にしてしまったんです! それがキャップを閉めた時に、「キャップの中を完全に密閉する」という技術(スリップシール機構)。

万年筆はキャップを閉めた状態でも中にインクを入れたまま放置すると、ペン先の先端が乾いたりインクの水分が蒸発したりして書けなくなってしまうことがあるんです。ですが、この「センチュリー」というシリーズは、キャップを閉めると中が密閉されるので、例えば1年使わず置いておいても全く問題なくサラサラと書き出せるんです。

万年筆の中に入れたインクは、本来どのくらいで使い切った方がいいんですか?

伊藤さん▶︎「万年筆に入れたインクに期限はありません。ただ、インクを入れたら毎日何かしら書くことが大事。インクを通すため、1本線を引くだけでもいいんです。そして最終的にインクがなくなったよっていうのが一番理想的ですね。使ってあげることがメンテナンスにもなるので、一日一筋書いてみてください。
もし2〜3週間使わないという時は、インクを抜いて水で洗ってから保管してくださいね」

万年筆のお手入れ方法は、こちらから▶︎「万年筆が健康でいられるためのお手入れのコツ

プラチナ万年筆の素晴らしい革命に一票! コレに決めた!

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ーー海外のブランドはデザインが美しく、細部までこだわりを感じます。ただ、ズボラな私はプラチナ万年筆「センチュリー」の機能性と思いに心を打たれました!

「センチュリー」は機能性だけでなく、それぞれのカラーにストーリーがあるのも特徴です。

緑は「ローレルグリーン」という名がつけられています。F1レーサーや古代ギリシャの神話に出てくる神々がかぶっている葉っぱの冠、あの葉っぱの色をイメージして作られているんです。少し透け感のある色で、とても上品。深みのある色なので、男女共に使ってもらえます。

他にも青や赤があり、青はフランスのシャルトル大聖堂のステンドグラスからインスパイアされた「シャルトルブルー」という名で、緑と同じく透け感のある深いブルー。赤はブルゴーニュ地方の赤ワインに魅せられて「ブルゴーニュ」と名付けられたボルドー系の色味。ボディのカラーにもこだわりを感じられますよね。

そのこだわりポイントが自分とぴったり合うとより愛着も湧くし、使用中「万年筆をお使いなんですね?」と聞かれた時に会話のネタにもなります。その相手とも趣味が合ったら、さらに会話が弾みますよね。そういうところをよく考えられているメーカーだなと思います。

ーーデザインや機能だけでもこんなに語ることがあるのかと思っていたのに、色まで……メーカーのものすごいこだわりを感じますね。

人生初の一本、コレにします!
伊藤さん、最後まで付き合っていただき、ありがとうございました。

万年筆 選びのまとめ

プラチナ万年筆「センチュリー」

プラチナ万年筆「センチュリー」

今回のインタビューで学んだ、万年筆の選び方のポイント

・ペン先は、素材と背中のカーブにより書き味が異なるので、自分の書き方に合ったものを書き比べて見つける
・字幅が細ければ細いほど“書いてる感”が手に伝わり、太ければ太いほど滑らかに書ける
・字幅は、自分が書く文字の大きさや書くシーンを考えながら決める
・「吸入式」はインクの色が豊富で、「カートリッジ式」は持ち運びに便利
・ブランド、モデルそれぞれの特徴やストーリーを知って選ぶとより面白い

デザインやブランドの好みはあるけど、大切なのは「書き味」だと思いました。毎日使いたくなるほど、自分らしい字が書ける一本を探すにはとにかく書き比べることが大事!

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銀座 伊東屋の3Fには万年筆だけでなく、インクやペンケースが豊富に揃っています。

万年筆のお店ってどこか「敷居が高い」イメージがありましたが、今回のインタビューを通して、気軽に来て書き味を楽しんだり万年筆トークで盛り上がったり、肩肘貼らずに遊びに行っていいのだなと感じました。

また最近では、書類に添付するメッセージや会議中のメモなど、ふと使いたいと思うシーンが増えてきました。次にお店へ行く時は、持ち運び用のペンケースやインクを選ぼうと思っています!

ーおわりー

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銀座 伊東屋

「買う場所から過ごす場所へ」をテーマに、2棟19フロアからなる銀座本店。
各フロアでBGMとして流れている音楽は、「お客さまにゆったり過ごしていってほしい」とのことで作曲されたオリジナル。また訪れたいと思うような仕掛けが随所に施されている。

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万年筆全45ブランドを紹介した、万年筆好き必携の1冊

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万年筆の図鑑

モンブラン、パーカー、ペリカン、セーラーなど誰もが知っている有名ブランドから、こだわる人だけが知っている少しマイナーなブランドまで完全網羅。究極の1本を探している方にはもちろん、初心者に向いている万年筆の選び方・書き方・メンテナンス方法まで説明しているので、これから万年筆を使いたい人にもおすすめです。

万年筆画家の古山浩一氏が、私たちに万年筆という道具の魅力を熱く伝えてくれる

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いま、万年筆が俄然注目されている。手書きがすべての時代だったころ、万年筆はステイタスシンボルであり、知性やライフスタイルを象徴する道具だった。デジタル時代のいま、手書きする道具としての魅力が再確認され、万年筆を使うことで生まれる味わい深い時間、こころのゆとりが、幅広い世代に注目されている。本書では、万年筆の復権を願い、万年筆という文化を支え、そして万年筆とともに人生を歩んできたひとたちの現在の記録を集大成している。万年筆画家の古山浩一氏が、かれら「万年筆の達人」たちの声に丹念に耳を傾け、そこで出会った万年筆を描き、私たちに万年筆という道具の魅力を熱く伝えてくれる。

Series : 万年筆を愉しむ

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公開日:2019年11月28日

更新日:2021年9月16日

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ミューゼオ・スクエア編集部

モノが大好きなミューゼオ・スクエア編集部。革靴を300足所有する編集長を筆頭に、それぞれがモノへのこだわりを強く持っています。趣味の扉を開ける足がかりとなる初級者向けの記事から、「誰が読むの?」というようなマニアックな記事まで。好奇心をもとに、モノが持つ魅力を余すところなく伝えられるような記事を作成していきます。

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