万年筆の達人
エイ出版社 2006年
万年筆画家の古山浩一氏が、私たちに万年筆という道具の魅力を熱く伝えてくれる
いま、万年筆が俄然注目されている。手書きがすべての時代だったころ、万年筆はステイタスシンボルであり、知性やライフスタイルを象徴する道具だった。デジタル時代のいま、手書きする道具としての魅力が再確認され、万年筆を使うことで生まれる味わい深い時間、こころのゆとりが、幅広い世代に注目されている。本書では、万年筆の復権を願い、万年筆という文化を支え、そして万年筆とともに人生を歩んできたひとたちの現在の記録を集大成している。万年筆画家の古山浩一氏が、かれら「万年筆の達人」たちの声に丹念に耳を傾け、そこで出会った万年筆を描き、私たちに万年筆という道具の魅力を熱く伝えてくれる。