砂漠の狐

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「砂漠の狐」は、1941年11月18日から12月の初めにかけてイギリス第8軍とロンメル将軍指揮下の枢軸軍との間に行われた、砂漠の機動戦のゲームである。ちなみに、砂漠の狐(Desert Fox)は砂漠の機動戦において類まれなる才能を発揮したロンメルの愛称である。砂漠の戦いは海戦同様明確な戦線というのは意味をなさず、機動戦となり、占領した土地の広さで勝敗が決するのではなく撃滅した敵の数や占領した拠点が勝敗を決するもの。北アフリカ戦域はシミュレーションゲーマーにとっては昔から魅力的なシチュエーションであり、そのロンメルのキャラクター的な魅力もあって数多くのゲームが作られている。使用するユニットも多くなく、初心者にも遊びやすいテーマでもある。北アフリカ戦域はロンメルという英雄を生み出したが、果たして本当にドイツは北アフリカに戦力を投入する必要があったのだろうかと常に思う。最初はヒトラーはイタリア援助のために、少しだけ北アフリカで防衛してくれればと考えていたと思うのだが、なまじ天才ロンメルが生まれてしまったために戦闘を継続せざるを得なくなって、貴重な戦力をその後も投入することになってしまったのではないかと。その貴重な戦力、そして戦闘指揮の天才ロンメルがそっくりそのまま東部戦線に投入されていれば、もしかしたら歴史は少しは変わっていたのかもしれない。いや、そうしたらロンメルという英雄は生まれなかったかも。
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