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  • KAGA. HOSOKAWA Museum
  • 1F 🌕【閲覧No5 11840人以上】有栖川宮織仁親王の孫/富山藩10代藩主・前田利保の正室・久美姫(安芸広島藩浅野家)の眉造り箱/ 肥後熊本藩主 細川家の正室の妹・加賀藩主 前田家の正室の姪・北三井家当主の正室の祖母/2022年2月12日~4月6日 (公財)金沢文化振興財団展示
🌕【閲覧No5  11840人以上】有栖川宮織仁親王の孫/富山藩10代藩主・前田利保の正室・久美姫(安芸広島藩浅野家)の眉造り箱/ 肥後熊本藩主 細川家の正室の妹・加賀藩主 前田家の正室の姪・北三井家当主の正室の祖母/2022年2月12日~4月6日 (公財)金沢文化振興財団展示

🌕【閲覧No5 11840人以上】有栖川宮織仁親王の孫/富山藩10代藩主・前田利保の正室・久美姫(安芸広島藩浅野家)の眉造り箱/ 肥後熊本藩主 細川家の正室の妹・加賀藩主 前田家の正室の姪・北三井家当主の正室の祖母/2022年2月12日~4月6日 (公財)金沢文化振興財団展示

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富山藩の祖は、加賀藩三代藩主・前田利常の二男・利治です。この品は、富山藩十代藩主・前田利保と広島藩八代藩主・浅野斉賢の久美姫(宝寿院)の婚礼の調度品と考えられています。富山前田家の丁子梅鉢紋と浅野家の鷹の羽紋の家紋入りです。

富山藩の品は、幕末の混乱期で、散財し、市井で見つかるのは、稀という事です。

この久美姫の孫が、倶利伽羅峠(石川県・富山県境)の寺院「光現寺」に門跡に入り、このすぐ傍に、当家の先祖の細川家がありました。第十一代将軍・徳川家斉の二十一女・溶姫が、加賀藩十二代藩主・前田斉泰に輿入れの際の徳川家の大名行列が当家先祖の家に立ち寄りました。

また、溶姫の庶子・亮麿が、富山県南砺市城端町の城端別院「善徳寺」に出家する際も、溶姫は、立ち寄りました。


後に、明治天皇、徳大寺実則(西園寺公望の兄)、岩倉具視、大隈重信らも巡行で休憩しています。

宝寿院が所持していた両家の家紋入りの同じ造りの短冊入れが広島市立中央図書館蔵「浅野文庫漢籍図録」に掲載されています。

この本を編纂した磯部彰さん(東北大学名誉教授、富山大学教授など)にも見て頂き、短冊入れと同じ時期に作られた様だという事でした。

久美姫の別の孫娘が、北三井家十代当主・三井高棟に嫁いでいて、丁子梅鉢紋と鷹の葉文の入った久美姫の雛道具が、三井記念美術館に所蔵されています。

宝寿院の輿入れの時期は、文政三年(1820年)十二月二日。品は、化粧道具のひとつ、「眉作箱」です。

当家は、清和源氏細川義季流、室町幕府管領・足利一門・細川京兆家(宗家)の重臣と肥後細川家熊本藩主一門細川内膳家の庶流家の婚姻家の末裔です。

清和源氏(清和天皇の皇子・皇女)、細川宗家、織田家、明智家、前田家、肥後細川家、公家(藤原北家閑院流)、旧皇室などの血をひきます。


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