使用者から見た、YASHICA ELECTRO 35 GL

0

初期型のカメラの流線型で形成された、柔和で優しいデザインを周到しながら、1973年このGLで完全に新しいものに変わり、ボディがわずかに小型化され、更にレンズもわずかに広角になって40mmになりました。
外観や画角の変化に伴って露出計もCdSからより応答性の速いSPD(シリコンフォトダイオード)になり、専用フラッシュを使えばFPS(フラッシュパルスセレクター)により、自動調光が可能になりました。そのためボディには「AE/AF(オートエクスポージャー/オートフラッシュ)」という表記があります。電子制御シャッターコパルエレク+絞り優先AEで、電池で露出をコントロールするのは初代から変わりません。
COLORの文字がつき、耐亜硫酸ガス特殊ガラスを使用したレンズに変更されたそうです。70年代に入りカラーフィルムが一般化していく時代で、それに合わせて発色の良くなるレンズに搭載したようです。

個人的には、初代の面影を残しながら、性能、機能は格段にアップした YASHICA ELECTRO 35 GLがお薦めではないでしょうか ………

Default