バリ取りナイフ

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フィギュア、怪獣消しゴムのペイント下準備用に、バリ取り、素材慣らしの
ミニナイフを制作してみました。
対象物が小さいので、普通のナイフカッターナイフでは大きすぎるので、鋼から作ろうと思っていたのですが、百均のネイルコーナーに甘皮処理用のナイフがあったので、刃が立ててなかったので、刃を立てました。

普通、百均の道具は、それなりの商品なのですが ………
この商品ステンレス製、大概、ヤスリを掛けると削れるのだが、ヤスリを掛けても削れない? グラインダーで荒研ぎして、砥石で荒目、中目、細目、半日以上掛けて出来上がりました。触るだけで、スパット切れてしまいます。

これで綺麗に、フィギュア修正できるかも ………

一寸、ステンレスのお話を ………
現在、ステンレスの種類は、ISO規格では191種類、いっぱいありますね!
大別すると、ステンレス鋼は、クロム含有量10.5%以上、炭素含有量1.2%以下とし、耐食性を向上した鋼材と定義されています。一口にステンレス鋼と言っても、結晶の状態を表す金属組織というものによって、大きく5種類に分けられています。
【フェライト系ステンレス鋼】、【オーステナイト系ステンレス鋼】、【オーステナイト・フェライト系ステンレス鋼(二相ステンレス鋼)】、【析出硬化系ステンレス鋼】
そして、【マルテンサイト系ステンレス鋼】とあります。

今回のミニナイフは、【マルテンサイト系ステンレス鋼】

主成分はクロムと炭素です。焼入れをするとマルテンサイトという硬い金属組織になります。高価なニッケルを含まないため安価ですが、厳しい環境下で錆びやすく、ステンレス鋼の中で最も耐食性に劣ります。JIS記号にはSUS403、410、420、440などがあります。用途は、高強度、耐食性・耐熱性が必要なタービンブレード、ポンプ、シャフト、ノズルなどです。高温から空冷するだけで焼入れができるため、ナイフや包丁、刃物として、外科用器具・ベアリングなどのも使われます。
SUS410より、固い感じなのでSUS420のようです。

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