KATO 【10−524】 205系 総武緩行色 10両セット

0

205系は国鉄(現JR)初の本格的ステンレスカーです。
軽量ステンレス車体に界磁添加励磁制御式を採用、電気指令式ブレーキ、ボルスタレス台車など、80年代当時の新技術を盛り込み、なおかつコストパフォーマンスを追究した通勤形電車として昭和60年(1985)に登場しました。
山手線を皮切りに京阪神緩行線に投入、引き続き横浜線、南武線、埼京線など首都圏の通勤線区を中心に大量に増備されていき、総武緩行線には平成元年(1989)、事故廃車となった201系の補充として三鷹電車区に10両編成2本が投入されました。
車体色には黄色5号のラインカラーが採用されましたが、類似の車体色であった地下鉄東西線直通車との誤乗問題が発生、のちに東西線直通用車両の301系、103系1200番台の車体帯を水色に変更するという経緯も発生しています。
総武緩行線における205系は最大4本までが在籍しましたが、次世代通勤形電E231系への置き換えにより、京葉線、武蔵野線などの各線へ転出、平成13年(2001)初頭には同線より姿を消しました。

Default