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- 「母船式工船漁業」(成山堂書店/葛城忠男著)
「母船式工船漁業」(成山堂書店/葛城忠男著)
昭和40年に、戦前からの水産技術の大家、東京水産大学の葛城教授が書き上げた渾身の一冊。
これさえ読めば、サケマス船団漁業だろうが捕鯨船団だろうが、母船式冷凍カレイ工船漁業だろうがなんでも来い‼️すべてが分かります。
小林多喜二の「蟹工船」とか日露戦争の信濃丸が晩年は蟹工船として使われていたとか、そんな事を読んでいたら「工船漁業」に関心が湧いてきたので購入。
けっこう面白い…と思うのは私だけ?笑
著者略歴;
大正元年農商務省水産講習所漁撈科卒,大正六年樺
太に渡航輸出向鱈漁業に従事,大正12年富山県水産請習所練習船県丸監督教官として連年カムサッカ西海岸沖合における母船式かに漁場の開拓。指導に当る。
昭和2年共同漁業(後日本水産)北洋部に入社、以
来北洋海域の船式工船漁業の開発に従事す。
同16年日本水産取締役北洋部長に就任、同22年専務取締役に就任す、同23年7月追放令により日本水産退社。
その後北洋機船,恵浦水産,拓南水産各社代表歴任、昭和31年東京水産大学講師を委嘱され現在に至る。
その間,昭和30年大日本缶詰協会植田会長より『かに缶詰発達躍進の基礎を確立せる功績者として』
た同35年大日本水産会高崎会長より、『母船式工船漁業の開発に尽し,かつ後進の指導に貢献せる功労者として』,それぞれ表彰を受けた。
→うーん、たしかに葛城センセはこの分野の第一人者のようですね…🤔