「英仏海峡の要塞 1941-1945 ヒットラ―の不落要塞」(オスプレイ・大日本絵画/C・スティーブンソン、C・テイラー著 平田光夫訳)

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第2次世界大戦では英・独が英仏海峡を挟んで戦いますが、唯一、英国領でドイツに占領されたのが、フランスのコタンタン半島の西側に浮かぶ島々、ガーンジー島やジャージー島などを要する英領チャンネル諸島。

なかでも最もフランス本土に近いジャージー島は、フランス沿岸から20キロ一寸の位置ですので、破竹の勢いのドイツ軍の前には英軍はとてもチャンネル諸島の維持は不可能だったのです。

英軍が撤退し独軍が進駐するや、ヒトラーは「英領を占領した」と喜び、その確保を厳命。
そのため、チャンネル諸島には独軍により各所に強固な砲台・陣地が築かれ、全島が堅固に要塞化されました。

その、チャンネル諸島の要塞群についての記録。

オスプレイシリーズを和訳したもので、豊富な図表で大変興味深い記述ばかり。

私の「要塞の関心」のなかでは時代がちょっと新しすぎるのですが、ちょっと気になったので買ってしまいました。

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