Thirty Years War

『Thirty Years War』では、片方のプレイヤーがカトリック陣営（帝国）を指揮し、もう一方がプロテスタント陣営を率いることになります（その信仰にかかわらず、両陣営内の同盟関係は次々と変化します）。プレイヤーは歴史上の人物や軍隊、そして戦略カードを駆使して領土の拡大を目指し、その結果として得られたカトリックの勝利ポイントの多寡に応じて勝敗が決まります。

三十年戦争は現在のドイツのほぼ全域を戦場とし、ヨーロッパのほとんどの国を巻き込んだ大戦争でした。宗教的対立、大国同士の覇権争い、皇帝派と反皇帝派、複雑な利権が絡み合った複雑怪奇な戦争です。アメリカでも馴染みの薄い戦いと言え、通常よりもヒストリカルノートがやや多めです。
その複雑な戦争をカードドリブンシステムの採用によって非常にプレイアブルなゲームとしています。とはいえ、参戦各勢力の特徴ルール、選帝侯の支配や思うに任せない傭兵隊など時代を表す特殊なルールも多く、一筋縄ではいきません。
三十年戦争は1618年から1648年とされますが、ゲームは実際に戦いの始まった1620年から1647年までとなっています。全期間を通してプレイするキャンペーンと、3ターンないし5ターンのショートシナリオ3本が入っています。

ターンスケール：　1ターン＝2年
マップスケール：　ポイント・トゥ・ポイント制
ユニットスケール：　1コマ＝兵士3000～5000人（リーダー有）