ILIAD

「最も美しい者へ」
不和の女神エリスの贈り物は偉大な三女神の間に争いを巻き起こした。裁定を託されたトロイアの王子パリスはアフロディテを選び、その見返りに世界一の美女、スパルタ王メネラオスの妃ヘレナを手に入れる。このメネラオスに対する暴挙はギリシア中の王と王子の怒りを呼び、彼らは兵を集めてトロイアへと報復の船を進めた。
しかし９年の戦いの後も、トロイアの城市はまだ持ち堪えていた。ギリシア側の状況は最も重要な二人アガメムノンとアキレウスとの諍いによって更に悪化し、遂にアキレウスは憤慨して戦場を離れてしまう。
ホメロスの叙事詩と同じくこのゲームもこの時点から始まる。

イタリアのInternational Team社が発売したトロイア戦争クライマックスの四日間を扱うゲーム。日本ではニチユー株式会社が和訳付きで1980年代に販売しました。
決闘があったり、神々の援助があったり、戦士の復活があったりと若干クセはありますがシンプルでストレートな合戦のゲームです。「イリアス」の範囲内なのでトロイの木馬はありません。
クレジットはありませんが、箱絵とマップには作者のサインがあるのが分かります(マップのサインは断ち切りのため読めません)。

ターンスケール：　1ターン＝1時間
マップスケール：　不明
ユニットスケール：　1コマ＝英雄1人(とその配下の部隊)