FEUDAL 封建領主の攻城戦

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『FEUDAL』は中世期の2つの封建王国間の戦いを再現するウォーゲームです。2人または2組の最大6人でプレイできます。

アメリカのAvalon Hill社が発売したゲームで、元々はMinnesota Mining & MFG社が開発したもののようです。日本では1980年代に木屋通商株式会社と株式会社ホビージャパンの2社が和訳付きで輸入販売していました。『封建領主の攻城戦』は木屋通商版の邦題で、ホビージャパン版では『中世風チェス』でした。そもそもチェスは中世風では?

ゲームはチェスの具象性を高めた感じで、駒はキング、プリンス、デューク、ナイト、サージャント、パイクマン、アーチャー、スクワイアの8種類とキャッスルがあります。ボードは12マス四方の正方形ボード4枚を自由に組み合わせて24マス四方の正方形ボードとします。ボードには進入不可の山地と進入に制限のある荒地といった地形があり、キャッスルは人工地形です。相手側のキャッスルを取るか、キング・プリンス・デュークの3つすべてを取れば勝ちです。プレイヤーが駒を1セットずつ持った2人対戦が基本ですが、各チーム2人または3人ずつのチーム戦、1人で2セットまたは3セットを使っての対戦もできます(いずれもキャッスル・キング・プリンス・デュークは各陣営で1個ずつ)。
駒とキャッスルは相手に見えないようにして自陣営のボードに自由配置します。チェスとは違い、自分の手番に自分の駒をいくつでも動かせます。そのため初手で一気に駒が減ってしまうこともあります。
木屋通商版の和訳ルールには抜けていますが、4人用のバトルロイヤルゲームも可能です。

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