AGE of DOGFIGHTS: WWI　日本語版

『Age of Dogfight: WWI』は、第一次世界大戦における戦闘機などの空戦を再現するゲームです。飛行と射撃のルールはシンプルにまとまっていますが、その中には当時の空戦の決め手となったスピード、旋回性能、武装などの要素をすべて含んでいます。空戦が行われる空間には６段階の高度レベルがあります。軍用機は種類や機種毎に性能や役割の違いを反映して基本能力が異なっています。また太陽との位置関係が射撃に与える影響や、雲の中を飛んで攻撃を回避すること、風の影響なども再現できるようになっています。ロータリーエンジンが生み出すジャイロ効果も反映しているので、鋭角に近い急旋回も可能です。加えてパイロットのスキルも空戦を左右するので、ルーキーやエース用のルールも用意されています。

これはセルビアのForsage Games社が発売した『Age of Dogfight: WWI』の日本語版で、国際通信社が販売しました。
マップは両面印刷のハードボード。航空機は英仏独それぞれ10機種ずつの30機種、戦闘機や偵察機はもちろん大型爆撃機や雷撃水上機も入っています。データは要点を押さえたシンプルなもので、基本的にはコマ上にすべて記載されています。マップはヘクスを半分ずらして重ねたようなトライアングルシステムなのが特徴的で、またコマの下にプラスチックの台座を履かせて高度を表します。そんなこんなで備品が多く凶器レベルの重さがあります。
シンプルながら飛行の再現性の高いゲームなのですが、高度スタンドの扱いがどうにも面倒なのと、移動の度にサイコロを振るのが嫌いであまりプレイしていません。

ターンスケール：　1ターン＝約10秒
マップスケール：　不明
ユニットスケール：　1コマ＝1機