WAR in the ICE

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『War In The Ice』は20世紀最後の十年紀における南極大陸での仮想戦をシミュレートします。プレイヤーが操るユニットコマはアメリカ合衆国、ソビエト連邦、それと「南アメリカ連合」の陸上および航空部隊を表します。ゲームには二つのバージョンがあります:一つはお互いに通常兵器を用いた国家間紛争で、一つは奇妙な地底文明人の生き残りがその先進的な異世界テクノロジーとモチベーションを持って介入してきます。つまり、『War In The Ice』は通常兵器戦ゲームでもありSFゲームでもあるのです。

これはアメリカのSPI社が発売した未来仮想史/SFゲームで、日本では株式会社ホビージャパンが「南極未来戦争」のタイトルの和訳付きで輸入販売していました。
アメリカとソ連が南極大陸の領有権(地下資源の採掘権)をめぐって激突する仮想戦ですが、あくまで地域紛争レベルで核兵器は登場しません。基本的に南アメリカ連合は中立勢力、地底人はオマケです。
地形はほぼ全面が雪原。ここを少数の部隊が敵基地の攻略を目指して動き回るという索敵と探知の戦いになります。シミュレーションとしては極めて真っ当です。ただ自分はもっとバカバカしいゲームを予想していたので、それは当てが外れました。
あまり関係ないことですが、マップ上の南磁極の位置が実際と離れすぎているのも気になります。

ターンスケール: 1ターン=15日(半月)
マップスケール: 1ヘクス=約130㎞
ユニットスケール: 1コマ=陸上部隊:兵員数百名と車両数十両 航空機:1スコードロン

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