HELP!宝島

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それは一通の手紙から始まった。祖父から届いたその手紙には、なんと空から金貨が降るという、宝島の地図が記されていたのだ。
僕は四人の仲間とともに出発した。無事に上陸したはいいものの、そこは太陽王が支配する恐るべき魔法の島だった。

国産の商用TRPG最初期の一作で、バンダイが「イメージプレイゲーム」と銘打ったシリーズの第1シーズンの後期2作のうちの一つです。アドベンチャータイプの2作目になります。小説「宝島」に着想を得て19世紀?の謎の島で宝探しの冒険を行うというストーリーです。
見切りをつけていたDOシリーズの未入手だった一作を発売後35年も経ってからオークションで入手しました。

外箱の中にはルール・ストーリーブックと内箱が、内箱の中にはフィールドボード、ロードパネル、イベントカード、キャラクターのコマと記入シート、ダイスが入っています。
ルールブックはB5判(一回り小さい)82ページ。ルール部分は実質8ページほどで、シナリオが2シチュエーションで42ページ、ストーリー原案のノベルが30ページとなっています。
プレイヤーはゲームマスターの他に1人から5人でプレイできます。島のボード上にロードパネルを並べ、キャラクターが移動して入ったパネルを表にしてそのイベントを解決していく形式です。パネルの配置とイベント内容はシナリオに指定されています。初めてでもプレイはしやすいですし、配置やイベント内容を変えれば繰り返しプレイも難しくありません。内容はコミカルというより悪ノリですが、もちろんシリアスに振ることも(全員の協力しだいで)可能です。第1シーズンのラインナップが『幻魔大戦』と『源氏物語』とこれだったならDOシリーズの命運も変わっていたかもしれません(もちろん第2弾以降も重要ですが)。

#宝島 #DOシリーズ

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