王立宇宙軍 オネアミスの翼 カロック

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このセル画も消費税が5%の時代に中野の某店で買ったものです。
当時、週末になれば会社帰りに新宿、渋谷、果ては中野にまで足を伸ばしては何か面白いものがないかとパトロールしていた時期があり、その際に入手した様な気がします。

ちょうどその頃、王立宇宙軍関連のセル画が何故かまとまって中野に流れてきたことがあり、割と安価であった為、買い求めた内の一枚です。(税抜価格1500円でした)
ただ買った当初からセルと原画が癒着しており、無理に剥がさず当時の状態のままずっと保管しています。

絵柄としては空軍基地での大乱闘でボコボコにされた後日のカロックの姿と思われますが、こうして落ち着いてセル画の彼を見るとかなりの重症ですね。
右手の拳なんかまるでド○えもんのごとく腫れてますし(いやそれは違)

普段は冷静でも、ロケットと同じく一旦着火すると止まらないという彼の性格(瞬間湯沸かし器)が引き起こした空軍乱闘事件ですが、最後はシロツグが身を挺して吐瀉した消火剤?を目の当たりにし冷静さを取り戻すことになります。(ボコられて意識が飛んでたかもですが…)
なんだかんだ言っても二人はいいコンビと言えるかもしれませんね。

しかしこのセル画を見ているとボコられ後、彼のロケット打ち上げに対する闘志に益々火がついた瞬間を見た様な気がします。
冷静でクールなカロックも十分に素敵なのですが、沸る熱情を吐き出して吠えるこの表情、とっても良いと思いませんか?

現実に「瞬間湯沸かし器」みたいな人が近くにいたらハラハラして落ち着きませんが、王立宇宙軍においてはキャラクターとして背中を任せられる頼もしいばかりの魅力的な存在ではないでしょうか。
(周りが宇宙旅行協会のやばそうな爺様ばかりだったので尚更…)

それにしてもロケット推進に詳しく現実的な理論思考の出来るカロックがいなければ、一体この物語の結末はどうなっていたのでしょう。
安全性の怪しい(?)水素エンジンロケットでシロツグが打ち上げられ、本当にお星様になってしまったかもしれないので、実はカロックこそこの物語の影のMVPなのかもしれません。

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