磁鉄鉱 (magnetite)  山宝鉱山 #0099

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脈石の方解石と共に磁鉄鉱結晶が見られます。(背景はソフトウエア処理しています。)

山宝(さんぽう)鉱山は花崗岩が貫入して石灰岩に接触変成作用を与えたスカルン鉱床で、磁鉄鉱や黄銅鉱などのスカルン鉱物を産出し、主として磁鉄鉱を採鉱していましたが、1970年(昭和45年)頃に閉山しました。産出鉱物は、磁鉄鉱と黄銅鉱のほか、磁硫鉄鉱、硫砒鉄鉱、蛍石、方解石、灰鉄柘榴石、灰鉄輝石、ヘスティング閃石などで、閉山後の1973(昭和48)年からは(株)カルファインにより生石灰が製造され、1976(昭和51)年には新鉱物として承認されたソーダ魚眼石が見つかっています。

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