1999 BMW V12 LMR “DELL”
いつどこで入手したのか忘れてしまいましたが、ル・マン好きとしては外せない存在として購入した記憶があります。 1999年のル・マンは前年同様、名ばかりGTカーとオープンプロトタイプが優勝を争うレースとなりましたが、グループCカーばりの見た目と速さを持つマシンばかりとなったGT1カテゴリーはさすがにGTP(GTプロトタイプ)と名前が変わり、オープンプロトタイプのLMPとほぼ同じ括りとなりました。 この年のル・マンといえば、やはりメルセデスの“離陸”が最も記憶に残る出来事で、その次には右京選手のタイヤバーストが挙がると思います。 BMWとウィリアムズが開発したこのマシンは、前年型から大幅に改良されて戦闘力を増し、燃費の良さを活かした作戦でGTP勢と互角に渡り合ってトヨタと死闘を繰り広げました。 そして最終的には追いすがるトヨタのタイヤバーストも手伝って、BMW単独でのル・マン初勝利を挙げています。 モデルは、最近の非常に精巧に出来たモデルと比較すると甘い部分もありますが、全体としてのバランスは良く、車高の低さなどが非常にカッコいいです。 また今回の撮影で気づいたのが、コックピットを覗いた時にステアリングの中央にBMWのエンブレムと見て取れる色がのせてある点です。 コックピット内の他のスイッチ類もそうですが、芸の細かさに改めてビックリさせられましたし、撮影しながら、佇まいのカッコよさを再認識した一台です。 #コレクションログ