プラレール 日本国有鉄道 1000形新幹線試作電車(A編成)

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第二次世界大戦後、復興にしたがって道路・鉄道共に需要が逼迫し、日本の鉄道網の中心であった東海道本線の輸送能力はもはやパンク寸前の状態にあった。
これを解消するべく、国鉄は同じルート上に標準軌規格の新路線を建設し、輸送能力向上と高速化を図ることを決定した。
折しも鉄道技術研究所から「東京-大阪間3時間」の構想が打ち出され、しかも戦前に計画されたものの戦争の中で中止されていた「弾丸列車計画」のために用地買収済みの区間や着工済みだったトンネルが利用できる状態にあったのも追い風であった。
だが、当時は「これからの輸送は自動車と航空機の時代」というのが定説であり、今更巨額を投じて路線と車両を新規開発するという計画は常に疑問視されることとなった。
しかし、当時の国鉄や鉄研には敗戦によって行き場をなくしていた航空・軍事産業や南満州鉄道出身の優秀な技術者が集っており、彼らの尽力によって前代未聞の高速鉄道の実現に必要な研究が急速に加速していった。例を挙げれば、蛇行動を抑える台車の振動防止技術は零戦由来、安全な運航を支えるATCの開発者は旧陸軍で信号装置の開発をしていた人物である。
さらにこの時期には動力分散方式を用いた「電車」の高性能化も急速に進んでおり、広軌軌道が整備できれば高速運転は可能という素地は出来上がっていたのである。
かくして1962年、鉄研のある国立に近く弾丸列車のために買収も済んでいた鴨宮に試験用路線が整備され、試作車両6両2編成が製造されてついに試験走行が始まった。

電動超特急ひかり号を種車にした改造品です。中間車から複製したパンタグラフを載せてベースのアイボリー以外を塗装しました。
ちなみに光前頭は原型保存車に取られたので3Dプリンターで作った自作品です。
かつての復刻ブームの時期に初代ひかり号金型で1000形が出ていたら?という意図で作ったのであえてアイボリーは成形色のままにています。
箱も作ってみました。想定した時期に合わせて9代目箱のフォーマットにしています。「MISSING LINK 仮想復刻版」というのはトランスフォーマーの復刻シリーズに寄せたもの。
ただ、種車が一両しか入手できていないので1002しかいません。もう一両手に入れて1001も作ったら更新します。
…「2000年代の仮想復刻版」なのでそれに則るなら新動力を載せたいですが後尾車ベースで新メカ載せた方が早いかも。

2号車 1002

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