これが水戸黄門だ!

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 2003年11月19日発行。表紙の写真の黄門様が里見浩太朗氏であることからわかるように、本書がカバーしているのは5代目の「水戸黄門」までで、それも第32部の途中までとなります。ちなみに、里見=黄門版は2011年第43部にて終了しました。
 さて、本書は第32部の最終回が通算1,000回となることからそれにちなんで刊行されたもので、良くも悪くもその歴史を振り返る、というのが基本的な構成になっています。「悪くも」としましたが、やはり近作、特に1,000回記念スペシャルにより重きを置くという内容になっていますから、ちょっときつい言い方をすれば、近作と過去作の取り扱いで公平を欠いているような気がしました。ですが、グラビアが豊富で巻末にはこの段階までの作品の一覧が掲載されるなど資料的な価値もあります。あと、個人的に興味深かったのは「歴代ゲスト出演回数ベスト50」の記事で、この第32部の段階で2位に入っていたのが川合伸旺氏、吹替ファンの目線でいうとポール・ニューマンの声の人だということで、何となく嬉しかったですね。
#テレビドラマ #時代劇 #水戸黄門 #里見浩太朗 #川合伸旺 

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  • Lion

    toy ambulance

    2019/04/27

    この本が、取り扱っているのはナショナル劇場枠のみでしょうか? 同じTBS系列でブラザー劇場枠で放映された月形龍之介版は含まれていますか?

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      woodstein

      2019/04/27

       toy ambulanceさん、コメント有難うございます。お尋ねの件ですが、本書と同フロアに展示の『テレビ「水戸黄門」のすべて』を読み返してみたのですが、月形龍之介主演の『水戸黄門』(ブラザー劇場版)に関する記述はありませんでした。僅かに月形龍之介が東映映画で黄門様を演じていた旨の記載があったに過ぎません。残念でした。

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    • Lion

      toy ambulance

      2019/04/27

      woodsteinさん ご回答ありがとうございます。
       やはり、月形龍之介のテレビ版の資料はあまりないようですね。

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    jac-rec1925

    2019/05/01

    失礼します
    TV版・月形黄門は聞いたことがあります。
    主題歌を三波春夫が歌っていて、エンディングの
    「水戸黄門旅日記」は放映翌年の紅白歌合戦で
    歌っています。

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      woodstein

      2019/05/01

       jac-rec1925さん、コメント有難うございます。このドラマの放映前後の三波春夫氏の楽曲には、他にも『俵星玄蕃』『紀伊国屋文左衛門』『赤垣源蔵』など、元禄時代を題材としたストーリーの登場人物をモチーフにしたものがありましたね。『水戸黄門旅日記』もその一環だったのかもしれません。飽くまで、門外漢の邪推です。

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    • Lion

      toy ambulance

      2019/05/01

      三波春夫氏の『水戸黄門旅日記』は月形版黄門のテーマ曲ですね。これの音源と月形の映画版の予告編みたいなものはyoutubeにもアップされていますが、テレビ版の映像はヒットしません。
      https://www.youtube.com/watch?v=NE8jxwhJl2U

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