第42回特別展 「来て!見て!感激! 大化石展」解説書 化石でたどる生命の歴史

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大阪市立自然史博物館にて2011年7月2日~8月28日まで開催された夏季特別展の図録です。”大”化石展とあるように非常に幅広い時代と分野から、時代を追ってテーマを決め、実物化石をメインに展示する企画展でした。驚く事に殆どの出展化石は、大阪市立自然史博物館の所蔵品で構成されたものでした。三葉虫に関しては、「4海の生物の繁栄-古生代の生き物-」のテーマの中、他の古生代の化石と共に登場します。特に時代や産出国の区分は無く、アメリカ、モロッコ、ロシアなどの一般種が主体で、2011年という開催年から見て、1990年代までの古い剖出の標本が展示されていました。図録として見たときに各テーマの解説が丁寧で、登場化石も全てフルカラーで数多く掲載されていて、とても見やすい構成となっています。

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