和蝋燭とは?

和蝋燭(和ろうそく)の原料にはいろいろな植物性の油脂が使われ、なかでも昔から使用されている原料は、櫨(はぜ)の木の実の外殻から抽出した油脂で、「木蝋(もくろう)」または「生蝋(きろう)」と呼ばれる蝋が使用されている。
現代では植物由来の原料が多く、大豆から作ったソイワックスや米ぬかから抽出したヌカ蝋、蜂の巣から採取した蜜蝋などが使われている。昔は鯨の油を使用した蝋も存在した。一方で、重油から精製されたパラフィンワックスを使用した糸芯のろうそくを「西洋ローソク」と呼び区別されることが多い。
和蝋燭の芯は空気が絶えず芯の中に供給される中空構造のため炎が消えにくく、風がなくても炎の形が絶えず変化する。また、西洋ローソクに比べ油煙が非常に少なく、ススがあまり出ないのが大きな特徴である。

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そんな時代をはるか昔に感じるほど世の中が進歩し、今では修理を重ねて愛用してきた和家具よりも、DIY気分で組み立てる北欧ブランドの家具の方が身近になった。

「家具は、洋服や革靴と同じように生活を豊かにする道具」。

そう考えれば、安価にオシャレな家具を手にいれて壊れたら売るというライフスタイルも自然なのかもしれない。

ところが、家具の楽しみ方にはまだまだその先があるらしい。品質の良いものを手にいれて修理を重ねて長く愛用するというのも一つの楽しみ方ではあるが、どうやらさらにその先の醍醐味があるようだ。

「家具は、もっと楽しむことができる」。

その想いを世に伝えるべく、自身の知識と経験をフル活用した家具のリペアサービスをスタートした西原弘貴さんは、家具の修理・修繕やワークショップを通じて、持ち主と家具の新たな関係性を提案し続けている。

そんな西原さんだからこそ、家具の楽しみ方を二倍にも三倍にも膨らませる術を持っている。言うなれば、「リペア論2.0」。今回は、私たちが想像する家具リペアの一歩先を行く楽しみ方を教えてもらった。