HERCULESとは?

ヘラクレス(HERCULES)はシアーズ(Sears)のプライベートブランドとして、1908年から1965年頃まで存在していたワークブランド。価格が安く高い品質、更にその展開の幅広さにより非常に多くの流通量を誇っていた。良品であれば非常に高額で取引されるなど、古着愛好家から多大な支持を得ている。
シアーズ(Sears)は、1893年にアメリカ・イリノイ州に本部を設立し、アメリカ・カナダ・メキシコに多くの店舗がある百貨店。高級店のイメージがある百貨店とは異なり、少し安価な大型スーパーといった印象で、ほとんどの店舗が郊外にある。

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モデレーターの深野は、とあるギャラリーで神田さんを紹介された時、着ていた服のセンスの良さに驚いたという。国内のギャラリーや海外のアートフェアでも、しばしばその姿をみかけ、顔を合わすうちに、こんな興味を抑えられなくなった。

「誰もが知る有名ブランドに身を包めば、間違いはない。けれど神田さんは洋服を、人の基準や世間の評価では選ばない。神田さんはそのセンスで、どんなアートをコレクションしているのだろう」

実は"神田さん"とは、仮の名前だ。

神田さんは、極めて私的な行為として現代アートを蒐集し、ふだんは東京・神田で「普通に会社員をしている」という。今回は名前と顔写真の掲載を伏せることで、インタビューに応じてくれた。

取材の日も、セルリアンブルーのロングシャツに、ネイビーのパンツ。奇抜なところはないのに、ハッとさせられるセンスと品に溢れた装いで現れた。

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中国という名の近くて巨大な「パンドラの箱」を開けてしまった井熊氏。どんな話が飛び出してくるだろうか。