MUUSEO SQUARE
ビルアンバーグ(Bill Amberg)は、1984年ロンドンで同名デザイナーによって創業したレザーアイテムブランド。1980年代に発表された「ロケットバッグ」をきっかけに、世界的にその名が知れ渡るようになった。その完成度の高さから、ロンドンのV&A博物館(ヴィクトリア&アルバート博物館)にも展示されている。現在もなお、斬新で新鮮な鞄をデザイン続け、レザーを使ったインテリアのデザインや高級宝飾店にて内装を手掛けるなど、活動の幅を広げている。
実用性で選ぶ?それともスタイル?僕らのビジネスバッグ選びのマイルール
電子デバイスの進化著しい昨今。スマートフォン一つあれば移動から書類作成まで対応できるようになりました。合わせて変化してきたのが持ち物と鞄。セキュリティの関係で書類の持ち出しを禁止する企業も出てきました。遠くない将来、出社しなくてもリモートで仕事をするのが当たり前になるのかもしれません。ただ、鞄は荷物を運ぶ実用品という側面と、洋服と同じく持つ人の個性を象徴するモノという側面の二面を持っています。仕事のスタイルが多様化していく中で、鞄に軽さや容量といった機能性を求めるのか、それともトラディショナルな見た目を求めるのか。今回、ファッションジャーナリストとして活躍する飯野高広さんと倉野路凡さんをお招きし、ミューゼオ・スクエア編集長とビジネスバッグを選ぶ基準について語り合いました。三者三様のこだわりが見えてきた仕事鞄鼎談(ていだん)を2回に分けてお届けします。まず前編は、ビジネスバッグを選ぶときのマイルールについて掘り下げていきます。
とにかく重い! それでも持ち歩きたくなるベネシャンバッグの魅力
服や小物を選ぶ基準は人それぞれ。実用性を重視する人もいれば、トレンドを追いかける人もいるでしょう。今回、ミューゼオ・スクエア編集長の成松が紹介するのは英国ビルアンバーグの代表作と言われるブリーフケース、「ロケットバッグ」と「ベネシャンバッグ」。渋くて、カッコいい。けれど、見るからに重そうなカバンを選んだワケとは?
チャーチ
エルエルビーン
ランチオックスハイド
PVC
ライニング
一澤信三郎帆布
ドゥーニー&バーク
アスコリ
質実剛健な革、ブライドルレザーについて
質実剛健なブライドルレザー。ブライドルレザーが用いられた鞄を見るとその堅牢さは一目瞭然。くたっとすることなく、背筋を伸ばしてきれいに自立しています。この記事では、そんなブライドルレザーの歴史や特色を紹介します。
犬印鞄製作所がシンプルさにこだわる理由
昔から映画や音楽、バイクが好き。でも、「なぜ?」と聞かれると困ったもので。気付いたら考えていたので「好き」、「なぜ好きか」は考えたことがない。本連載では、僕が好きなモノの作り手さんにお話しを聴いて、「なぜ好きか」に迫り、モノが持つ魅力を見つけていきます。今回は、犬印鞄製作所に伺い、代表の細川俊二さんにお話しを伺いました。
ひたむきにビスポークの高みを目指す鞄職人。小松直幸さん(ORTUS)のハンドステッチに見惚れる。
服飾ライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第5回。今回はビスポークの鞄職人・ORTUS(オルタス)小松直幸さんのもとを訪ねてきました。倉野さんが「素晴らしい」と絶賛する小松さんが作る手作りの鞄とは……。
羊文学・塩塚モエカと観る近代日本の前衛写真(後編)
東京都写真美術館では、8月21日(日)まで「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」が開催されています。今回はオルタナティブ・ロックバンド「羊文学」のボーカル・ギターの塩塚モエカさんをお招きし、東京都写真美術館学芸員の藤村里美さんと展示を観ながら言葉を交わしました。日本の前衛写真は関西から広がったと言っても過言ではないのですが、その中心はアマチュア写真家が活動していたグループでした。アマチュアと言っても、単なる趣味を超えて海外の情報をいち早く取り入れて、新しく自由な表現を追求していた写真家たちの熱量が感じられたのではないでしょうか。後編では名古屋、福岡、東京の前衛写真を見て回ります。※こちらはTOPMuseum Podcast「#02ゲスト・トーク|塩塚モエカ(ミュージシャン)×藤村里美(学芸員)【アヴァンガルド勃興】(後編)」のトークを編集した記事です。