籐とは?

籐(らたん)は、東南アジアを中心に熱帯雨林のジャングルに自生する200種類以上あるヤシ科植物の総称。
内部には無数の導管があり、その中の気泡が空気中の水分を出し入れすることで、高温多湿の夏には水分を吸収して湿度を下げ、乾燥した冬には内部の水分を放出して湿度を上げる。軽くて柔らかいという性質を持ちながらも強度があるため、複雑な曲線加工ができ立体的で自由なデザインが可能。
日本では「籐(とう)」と呼ばれ、その歴史は古く、1000年以上前から神社仏閣の棟と棟との接合などに使用されてきた。

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3000個のスノードームを所有するコレクターが語る、わずか10cmの「世界」に没頭する楽しさとは?

子供の頃にテレビで見たアメリカの映画。
映画のタイトルは思い出せないけど、クリスマスツリーの足元に置かれたスノードームのシーンは今でも覚えている。無邪気な子供がスノードームを振ると、ガラス玉の中では星が降ってきたかのような、まばゆい輝きを放っていたのだ。

あれから30年近くが経ち、何気なく見ていたテレビ番組で、スノードームのコレクターを特集を見かけた。そのコレクターの名前は伊達ヒデユキさん。20年ほど前からスノードームを集め始めた長年の収集家だ。今では3000個以上のスノードームを所有し、伊達さんの仕事場には綺麗に並べられている。
さっそく、伊達さんに取材にお願いをしてみた。
あの映画で出てきたスノードームの輝きを、もう一度見たくて。