シボとは?

革を鞣した後に表面に現れる一種のシワ模様のようなもの。
自然に付く場合もあるが、何らかの形で人為的に形成される場合が大半で、革にアクセントを出すだけでなく、表面に傷が付きにくくなったり、傷が付いてしまっても目立たなくさせるなどの効果がある。
人間の手で揉むことで、表面にシボを出して仕上げた革を「揉み革(Boarded Leather)」、機械を使い表面にシボを出して仕上げた革を「シュリンクレザー(Shrink Leather, Shrunken Leather)」と呼ぶ。

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最高のマテリアル(素材)革。その機能性を、革のプロに聞く!_image

最高のマテリアル(素材)革。その機能性を、革のプロに聞く!

靴や鞄、革小物、家具など、身近な生活の中でさまざまに活用されている素材『革』。どんな動物が革にされるのか? 機能性はどれほどなのか? 合成皮革や人工皮革と、本革の違いとは? 革は良い素材という認識は何となくあるけれど、どこがどのように優れているのかは、意外と理解していないことが多いのではないだろうか。
第2回は、究極のマテリアルと称される「革の機能性」について、株式会社ストック小島の岩崎久芳さんに、さまざまな観点からお話をうかがった。

ひたむきにビスポークの高みを目指す鞄職人。小松直幸さん(ORTUS)のハンドステッチに見惚れる。_image

ひたむきにビスポークの高みを目指す鞄職人。小松直幸さん(ORTUS)のハンドステッチに見惚れる。

服飾ライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第5回。今回はビスポークの鞄職人・ORTUS(オルタス)小松直幸さんのもとを訪ねてきました。倉野さんが「素晴らしい」と絶賛する小松さんが作る手作りの鞄とは……。

【後編】靴好きの3人が思いのままに語る革靴談義。僕らが愛する至極の3足。_image

【後編】靴好きの3人が思いのままに語る革靴談義。僕らが愛する至極の3足。

靴に興味を持ち始めたきっかけについて語った前編に続き、後編では3名の至極の靴について。更には素材の革へのこだわりにまで話は広がります。革のカラーと種類だけにとどまらず、製造元の指定まで! まさに歩く靴事典!と賞賛したくなる精通っぷり。ではでは、引き続き3名の靴談義に耳を傾けてみましょうか。

スエードにオイルドレザー。同じ牛革でも加工方法によってここまで変わる!_image

スエードにオイルドレザー。同じ牛革でも加工方法によってここまで変わる!

型押し革、絞り革、ガラスレザー、スエードなどなど。皮から革へと変化を遂げた後、さらに加工を施すことで革のバリエーションは大きく広がってゆく。ここでは加工革について加工パターンを大きく4種に分けて紹介する。自分が持っているアイテムにはどの加工が施されているのか照らし合わせてみるのも面白い。

トロピカル、リネン、シアサッカー。春夏ジャケット&スーツに最適な生地を知る!_image

トロピカル、リネン、シアサッカー。春夏ジャケット&スーツに最適な生地を知る!

コットン、モヘア、メッシュなど春夏シーズンに活躍するスーツ&ジャケット生地をLOUD GARDEN(ラウドガーデン)クリエイティブディレクター 岡田亮二氏のコメントを交えつつご紹介。このガイドを参考に是非実物の質感を確かめてみて欲しい。

「平織り・綾織り・朱子織り」の特徴と違い。三原組織を考える_image

「平織り・綾織り・朱子織り」の特徴と違い。三原組織を考える

私たちが普段身に付けている服には、織物と編み物とがありますが、その織物のほとんどは3つの組織から成り立っているってご存知でしたか?以前、ご紹介した「ギャバジン」についての解説記事で、度々出てきた「綾織り」という言葉が気になって調べてみると、「三原組織(さんげんそしき)」というワードが出てきました。一見変わったような生地でも、実はこの三原組織いずれかの変化形らしいのです。

その三原組織とは、経糸に緯糸を通していくことで作られた基本の織り方3種、①平織り②綾織り③朱子(しゅす)織りです。

春夏のスーツやジャケットの楽しみ方。クラシッククロージングを語る【鼎談 前編】_image

春夏のスーツやジャケットの楽しみ方。クラシッククロージングを語る【鼎談 前編】

毎年恒例の鼎談企画。今回は、少し暖かい風を感じながら「春夏のクラシッククロージング」をテーマに語っていただきました。

集まってもらったのは、過去から現在までのクラシッククロージングを知り尽くす服飾ジャーナリストのおふたり、飯野高広さんと倉野路凡さん、あらゆる素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松です。

前編では、3人が春夏に着る実際のコーディネートを紹介してもらいながら、汗ばむ季節もスーツやジャケットを心地よく着られる服地や、原点のファッションに基づく着こなしのマイルールなどを教えてもらいました。

春夏の革靴、再び惹かれはじめたのはスリッポン_image

春夏の革靴、再び惹かれはじめたのはスリッポン

あらゆるモノ・素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松が愛用している革靴の魅力を語ります。

今回は、服飾ジャーナリストの飯野高広さんにより詳しい解説をもらいながら、春夏の足元にぴったりのスリッポンをご紹介。

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自室を英国のムードで満たすライティングビューローの魅力 ~アンティーク家具世界への招待状~

コロナ禍でおうち時間が増える中、居住空間を充実させる方も多いと思います。
普段より素敵なカップで紅茶をいただいてみたり、部屋のあかりを変えてみたり、椅子を座りやすいものに新調したり。いつもと違うことをすると気分転換にもなりますよね。
自室の雰囲気を替える為にミューゼオスクエアが提案するのはアンティーク家具です。
歴史ある家具は「ちょっと敷居が高いなあ……」と思われるかもしれませんが、そういう方にもおすすめのアンティーク家具があります。その名も「ライティングビューロー」
アンティーク家具専門店「ジェオグラフィカ」の岡田明美さんにビューローの歴史や魅力を教えていただきました!
多種多様で魅力的なアンティーク家具の世界へご招待します。

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いざエキゾチックレザーの革工房見学へ! 革の王様ワニ革が出来るまで

ワニ革を始めとした爬虫類革は、「エキゾチックレザー」とも呼ばれる。今回訪れた藤豊工業所は、エキゾチックレザーの専門タンナー。

ワニ革をなめすことができるのは、世界でも20数社、日本では6社しかないといわれる。そんな希少なワニ革をなめす工程を見学させてもらうとともに、工房で実際の製品になった姿も見せてもらった。革の王様ともいわれるワニ革を中心に、未知なるエキゾチックレザーの世界を取り上げる。

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サマージャケットにぴったりな生地「アイリッシュリネン」を知る

ミューゼオスクエア編集部員が、モノについての理解を深めていく奮闘記。

今回は、夏でも快適に過ごせるジャケットの生地「アイリッシュリネン」と「モヘア」についてのお話です。

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わが国でも三陽山長やRENDOなど、木型にしっかり美意識を込めた既製の紳士靴が近年多くなっています。が、その原点として位置付けられるメーカーはイギリスのEDWARD GREEN(エドワードグリーン)ではないでしょうか。

今回は服飾研究家の飯野高広さんと、そのオーセンティックな美しさに迫っていきます。話題は木型の変遷からペットネームの名付け方まで拡がりました。聞き手はミューゼオ・スクエア編集長の成松です。

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英国の名マーチャント「HARRISONS OF EDINBURGH(ハリソンズ・オブ・エジンバラ)」特集

ミューゼオ・スクエア編集部の高橋です。ジャケットやスーツを仕立てる際、間違いなく一つの楽しみと言えるのが生地選び。今回は英国の名マーチャント「HARRISONS OF EDINBURGH(ハリソンズ・オブ・エジンバラ)」の服地コレクションの中から、春夏向けと秋冬向けにいくつかピックアップして紹介します。