人気スタイリスト・平 健一氏に、IN(屋内)でもOUT(屋外)でも使える素敵なアイテムを紹介してもらう連載。アウトドア好きにはもちろん、インテリアにこだわるあなたにもピピッとくる逸品を順次ピックアップ。今回は話題のアウトドア素材・タイベック®を使ったマルシェの紙袋風バッグをご紹介。
What's this?
紙袋のようなシンプルな形がユニークなアイテムはTHE NORTH FACE「UNLIMITED(アンリミテッド)」シリーズの「テックペーパーロールバッグ」。高密度ポリエチレン製の不織布、タイベック®で作られている。タイベック®は強度と耐久性、防水性に優れ、雨風にさらされる建設現場などでも使用される業務用素材。最近ではテントやバックパックなどにも活用されている素材。さらに裏地も付けることで紙のようなハリとシワ感のある風合いを持ちつつ、より頑丈な仕上がりになっている。また軽量で嵩張らないので、旅先でのサブバッグとしても便利。
使うほどに風合いが増してくる、不思議な素材感のバッグ
「UNLIMITED(アンリミテッド)はザ・ノース・フェイスが2015年からリリースしたタウン仕様のウエアがテーマの新シリーズです。高機能なんだけどアウトドアっぽくないデザインという作りにグッときました。ウエアは文句なしに格好良いのですが、この紙袋のようなバッグも気に入って最近よく使っています」
「UNLIMITED(アンリミテッド)」はザ・ノース・フェイスが持つ、様々なアウトドアフィールド向けのテクノロジーをふんだんに盛り込んだシリーズ。“都市生活における利便性の高い日常着”として、あらゆる状況下でも対応できることをテーマに掲げている。ビジネスを含む“旅”に最適なウエアを提案する「DEPARTURE(デパーチャー)」とゲリラ豪雨など都市におけるエマージェンシー機能を搭載したウエアを提案する「SHELTER(シェルター)」の2つで構成されている。
「このバッグの一番のポイントは素材感。どんなに使い込んでも破れたりすることはなく、むしろ風合いが増してくるんですよね。ラインナップは4色あるんですけど、僕はペイズリー柄が好みです」
表側はペイズリー柄が施されたタイベック®、内側はブランドロゴが入ったナイロン素材。防水性は申し分なし。
底部には通気口を、上部にはスナップボタンを備えている。
シチュエーションを限定しない、アイデア次第で使い方は無限に広がる
「そのままでは持ち歩けないちょっとしたものってあると思うんですよ。僕の場合、車で移動していて用事を済ませる際、そんなアイテムの持ち運びにすごくフィットします。打ち合わせ時にはデジタルギアを入れたり、キャンプでは道中で買い足した食べ物を入れたり。タウンでもアウトドアでもアイデア次第で自由に使えるので便利です」
中にたっぷり詰め込んだらマルシェの紙袋風に、荷物が少ない時は上部を折り返してクラッチバッグ風に。いくつか並べてインテリアでの収納としても活用しても良さそうだ。また同シリーズには財布もあり、こちらも人気アイテムとなっている。
上部を折り返してクラッチバッグ風、丸めると持ちやすさアップ。
テックペーパーロールバッグ
サイズ:40×28×11.5cm
素材: <表> タイベック®(ポリエチレン100%)、<裏> エンボスタフタ(ポリエステル100%)
カラー:ナツメグタン、ホワイト、インディゴ、インディゴペイズリー
価格:¥3,700(税別)
問い合わせ:
ゴールドウイン
THE NORTH FACE
1968年、米国のカリフォルニア州バークレーで創業。高品質のグースダウンを惜しげもなく使用したクオリティの高いスリーピングバッグ、ダウンパーカの原形ともいえるシェラ・パーカ、世界初のドーム型テント「オーバルインテンション」など、一切の妥協を許さず、高機能を追求し、テクノロジーの限界に挑戦し続けてきた世界のアウトドア・ブランド。
終わりに
「UNLIMITED」シリーズのウエアはワントーン、シンプルなデザインでスタイリッシュ、見た目はアウトドア感がほぼゼロ。ですが機能素材がふんだんに使われているので、着心地も使い勝手も抜群。個人的には小さなお子さんがいて服の汚れが気になる方には特にオススメです。