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長篠・設楽原合戦
「長篠・設楽原合戦」は、3万の徳川・織田連合軍と1万5千の武田軍が長篠城を巡って戦った合戦をテーマにしたゲームです。長篠の戦いと言えば武田の誇る騎馬軍団と3000丁の鉄砲を持った織田鉄砲軍団の戦いで、信長が鉄砲三段戦法を駆使して武田の騎馬を圧倒したと学校で教わりますが、最近の歴史研究ではそれは真実ではないという説が有力です。鉄砲は本当は1000丁程度だったとか、一方的戦いではなくて乱戦だったとか。そもそも、武田側もすでに鉄砲の有効性、恐ろしさは認識していて(長篠城を責めるときにも武田は鉄砲隊を使用している)、それがなぜ無防備に策もなく騎馬で突撃したのか、本当に3列で鉄砲を途切れることなく連射できるのかどうかとか、謎多き合戦であり、世間の認識ほど簡単な戦いではなかったというのが現在の通説です。そんな疑問を取り込みつつ、このゲームでデザイナーは新たなアプローチで長篠の戦いを再現しています。