ハッピー(20本入)

0

当時は配給制度が依然として残り、「ピース(売価50円)」などの自由販売品は高価格、「金鵄(15円)」などの配給品は低価格と価格帯が別れていた。ところが、1948年5月に、自由販売品である「新生(細巻、売価20円)」が売り尽しのために値下げの上で終売することになり、中間的な価格で販売される銘柄が必要とされて「ハッピー(売価30円)」と「憩(売価40円)」が発売されることになった。

「ピース」・「コロナ」に続いて公募デザインが採用され、月桂樹のパターン模様に「HAPPY」と描く。10本入では「HAPPY」の文字の影が省略されている。のちに製造効率を上げるため連続模様に変更された。連続模様にはベタ印刷とスクリーン印刷の2種がある。

【画像1】1948年7月2日~ 60円で発売開始 
☆「日本政府専売局」左書 横型包装

【画像2‣3】出現時期不明  
☆「専売局」U字型(4面連続)へ包装変更 ベタ印刷

【画像4‣5】出現時期不明
☆「専売局」U字型(4面連続) スクリーン印刷

【画像6‣7】1949年4月1日~  
☆「日本専売公社」U字型(4面連続)スクリーン印刷

・1949年12月製造中止。以降は在庫処理を行う。1950年4月1日に40円に値下げ

Default