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ゴールデンバット(10本入)―その3
日中戦争勃発以降、変化する時局のなかで国民の精神の高揚と、体制への協力宣伝などの目的で各種標語が一時的に刷り込まれました。
「ゴールデンバット」については、敵性語追放運動などの影響で、側面の「10Cigarettes」などはすでに削除されていましたが、表面の「sweet&mild」とあった箇所にも一時的に標語が入れられました。その他、銘柄によっては中小箱のみに入れられたものなど、この間の標語の入れ方は多岐にわたっています。
1939年6月21日~ 標語入り「貯蓄で築け新東亜」【画像1】
同 ☆刷色と文字が異なる。【画像2】
1939年6月21日~ 標語入り「胸に愛国 手に国債」【画像3】
☆こちらにも、文字の異なるものが存在する。
☆標語入り内小箱拡大【画像4】
印刷用インクの節約のみならず、資源の節約と製造効率をあげるために、簡易な包装が導入されることとなりました。都合、この間の「バット」には3種類の包装が存在し、これが名称変更後の「金鵄」に引き継がれました。
1940年10月~ 9銭で発売【画像5】
☆U字型包装。このころまでに内包紙からアルミ箔は消えて、パラフィンのみの包装となる。
そしてさらに簡略化され、任意の場所で切断して使用できる「二方連続模様」印刷が取り入れられました。パラフィンの内包紙も省略されたことから「浴衣バット」とも呼ばれました。
1940年6月~ 9銭で発売、包装はU字型形式。【画像6】
・画像6拡大、2匹のコウモリが上下に分割された。【画像7】
1940年11月1日の告示によって「金鵄」に改称され、翌1941年2月には発売が中止、「ゴールデンバット」は一旦市場から姿を消すこととなりました。
貴方の手は何時も青い♡
2020/08/25これがあれですね
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shirotanino
2020/08/26はい、これで「戦前」のゴールデンバットの手持ち分をクリアしました。終戦後に復活してからの折り返しもご期待ください。
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