バスミニチュアカーコレクションNo.933 ウッド 117 日野 RE 川崎市交通局

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川崎市交通局は二次世界大戦下の1944年に市電として営業開始1948年にバス路線開設申請を行い1949年にトロリーバスの運行を行い、1950年に初のバス営業所を開設運行を始めたようです。
今では、公営バス専業事業者となっています。かつては市内に工場のあった、いすゞ自動車、三菱ふそうの2社の車両を全営業所で採用運行していましたが、「公害都市川崎」のイメージ払しょくもあり1993年からは日野自動車の車両も導入されていますが、このモデルの時代には残念ながらこの日野REは存在しなかったことになります。
1972年に上半分がスカイブルー、下半分が白の塗分けは当時の公害イメージの強い川崎市の公害のない青い空と白い雲のイメージにしようという思いが込められてのカラーリングと聞いています。最近は低床化なども進み、若干の彩度や明度は変わっているもののおよそ50年前のカラーリングが継承されているこれもロングライフデザインです。
株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。

このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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