バスミニチュアカーコレクション No.931 ウッド ダイカスケール No.115 日野 RE 富士急行

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富士急行バスは前身の富士山麓電気鉄道株式会社が1927年河口湖を起点に路線バスの運行を開始したことから始まります。その後、富士急山梨バスから2019年富士急バスに社名を変更し現在に至ります。
1954年に制定された一般路線バスのボディーからはモスグリーンに深緑の細かいストライプ(このモデルは塗装表現の限界があるのか、ストライプは省略されています)富士山麓に広がる森林をイメージしフロントは逆三角形の逆さ富士、サイドは細かなラインで富士山を表しているといわれています。このデザインも70年近く大きく変わっていないロングライフデザインです。
富士急バスは国内4社を中心にバスの導入を進めていましたが、全体としては日野車の採用が特に多く占めていたようですから、このモデルの実在の可能性は非常に高いものと思われます。
株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。

このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

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