バスミニチュアカーコレクション No.1528 TOMICA ロングトミカ 富士重工業 セミデッカー L14 北海道中央バス

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トミカNo.41 富士重工セミデッカー型バス(S=1/148)が発売されて間もなく、ロングトミカのシリーズに富士重工セミデッカー型バス(S=1/100)がL4の番号を与えられて発売されました。
路線バスに比べてフロアの位置を上げて、ボディデザインもルーフを一段高くし差別化を図るセミデッカーが1970年代に入ると各ボディメーカーから登場します。
富士重工業では13型をベースに、1973年に初期のフロントのすぐ後ろのルーフから一段上がるS型セミデッカーが登場、1975年にはこのモデルとなった窓1個分後ろでルーフの段差がつくG型と呼ばれるセミデッカーが登場しました。いずれも当初は観光バスの上位モデルとして人気を博しましたが、フルデッカーやスケルトンタイプ、そしてハイデッカー、スーパーハイデッカーの登場などで、次第に姿を消しました。
1976年10月にNo.L4のバリエーションとして発売され、新たに品番拡充のためにL14という品番を与えられたのが、北海道の北海道中央バスの千歳空港行きの空港バス仕様のセミデッカーです。
北海道中央バスは道央圏の小樽、札幌を中心に運行するバス会社で、小樽に本社があります。北海道のバス会社の代表格でその後トミカのバスミニチュアカーとしても数多くの車種が発売されています。
1970年代はまだまだ、バスにミニチュアカーも少なく、地方都市の空港バスがモデル化されたことは、今後のトミカのバスモデルの全国バスフェアや二階建てバスフェア等の商品企画に影響を与えたものと思われます。
本来ならL‐4番のバリエーションですが、独立したL14の型番が与えられ、販売期間は意外と長く、1982年までカタログに掲載が続けられていたそうです。
L4番として発売されたモデルは、マイナーチェンジを繰り返し、様々なバス会社の仕様で登場しましたがワンロットのみで終了したものが多かったようですので、このL14の北海道中央バス、L15の遠州鉄道バス、L16の京阪国際観光バス、L17の国鉄バスなど独立品番のモデルは意外と長寿モデルだったのかもわかりません。
また、おおよそ全国的ではないモデルもあるのが、このセミデッカーバスシリーズの特徴です。
両サイドはタンポ印刷、フロントは「千歳空港」と書かれたシール張りになっています。
現在のタンポ印刷と比べるとキレが悪いですがコストを考えると当時のタンポ技術はこの程度だったのかもわかりません。
このモデルのおおよその大きさはL:115 W:25 H:28 S=1/100、裏板にはtomica No.L4 〇にフ(旧富士重工業マーク) SEMI-DECKER TYPE BUS MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはTOMY、ブランド名はLONG TOMICA スケールはS=1/100

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