ベートーベン : ヴァイオリン・ソナタ第5番 第9番「春」「クロイツェル」('94)

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ファイアーバード:KICC132

1985/6年の録音。発表は1994年ですから暫く経ってからのリリースでした。

「(《クロイツェル》は)引退したことが信じられないくらい衰えを見せておらず、何よりも内容が濃い。第1楽章序奏部の精神的な厳しさにまず打たれるが、主部の緊張力にあふれた進行と意味深い語りかけはことにすばらしく、リズムの間の良さなど絶品だし、展開部冒頭の訴えには眼頭が熱くなる。第2楽章のテーマは一見ぶっきら棒のようでいて真実の心に満ち、フィナーレは崩しているわけではないのに個性を感じさせる。」
(宇野功芳、『クラシック名盤大全~室内楽曲篇~』音楽之友社刊より)

この奇跡のシールド未開封盤は尊くて開けれません、中古で購入した盤で愛聴しています。
今では「永遠なれ諏訪根自子」で綺麗な音で聴く事が叶います。然しいずれも廃盤なのでKING RECORDさんは最新のマスタリングにてよりクリアーなサウンドで「バッハ」と共に復刻して頂ける事を切望します。

ピアノ伴奏は田中園子さんです。

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