BUICK CENTURY "FREE SPIRIT" (1975)

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American Car Collection Vol.56

1973年にデビューした3代目ビュイック・センチュリーは、2種類(ファストバック及びノッチバック)の2ドアクーペ、4ドアセダン、ステーションワゴンと、ボディバリエーションが豊富だった。エンジンは直列6気筒のほか、オプション設定の7.5リッターを筆頭に、計3種類のV型8気筒が用意された。
 1975年、ゼネラルモーターズはセンチュリーをベースにしたモデル“フリー・スピリット”を、インディアナポリス500マイルレースのペースカーに採用。ドライバーに、映画『大脱走』(米・1963年)や『グラン・プリ』(米・1966年)に出演した俳優のジェームズ・ガーナーを起用し、注目を浴びた。なお、このペースカーは1813台のレプリカ仕様が生産されたという。
 今回のモデルカーは、インディアナポリス500マイルレースのペースカーに採用された「1975年式 センチュリー“フリー・スピリット”」を再現している。ボディカラーは「Arctic White(コード:11)」。純白のボディに映えるブルーとレッドの鮮やかなストライプは、まさにアメリカ国旗を彷彿とさせるカラーリングであり、モデルカーでもその雰囲気を忠実に再現している。また、取り外しが可能なTトップルーフのライン、そしてリアクォーターの形状も実に絶妙だ。

ラインナップのご紹介 vol.26参照

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