Mercury Marauder X-100 (1969)

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American Car Collection Vol.51

1969年にデビューした「マーキュリー マローダー X-100」は、マーキュリー・マーキーのクーペモデルという位置づけで、オプションパッケージだった。最高出力360馬力を誇るV型8気筒エンジンを搭載したほか、センターコンソールの追加、専用のアルミホイールの採用、フロントシートがベンチタイプからラップアラウンドタイプになるなど、オリジナルのマローダーからの変更点は多岐にわたる。しかし人気はいまひとつで、販売台数は1969年式が5635台、1970年には2646台まで減少したとされ、同年に生産を終了した。
 モデルカーは「1969年式 マローダー X-100」を再現。ボディカラーは「Red(カラーコード:T)」だ。外観の最大の特徴であるリアボンネットのマット塗装や、リアウィンドウ上部の細い窓枠部分もぬかりなく再現されている。また、ケルシー・ヘイズ社製5本スポークホイールの微妙なニュアンスも、1/43スケールで表出されており、作り手のこだわりを感じる。

ラインナップのご紹介 vol.23参照

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