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- 八稜鏡形(大正大礼)
八稜鏡形(大正大礼)
大正4年の大正天皇の即位関係では合計3種のボンボニエールが用意された。
大正天皇の即位の礼は、大正4年11月10日に京都御所で行われ、14日に大嘗祭、16日と17日に大饗の儀が行われた。大饗の儀は、現在の二条城に造営された饗宴場で行われ、第2日目の饗宴の大饗の儀で「入目籠形」、夜宴の儀で「柏葉箱形」のボンボニエールが下賜された。
これらのボンボニエールの意匠は、それぞれ大嘗祭で用いられる、麁服(あらたえ)と繪服(にぎたえ)を入れる竹籠、神饌を盛るために柏の葉を数枚折り曲げ重ねて竹の針で綴じ箱状にした器をモチーフとしている。
また、「八稜鏡形」のボンボニエールは、12月7日、8日に行われた東京での宮中饗宴で下賜された。
八稜鏡形 ボンボニエール
大正大礼 宮中饗宴(大正4年(1916)12月7~8日)
径6.4 高2.5
銀製、刻印「三越製」