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- 香合形(朝香宮湛子女王御結婚送別会)
香合形(朝香宮湛子女王御結婚送別会)
朝香宮湛子女王は、大正8年(1919)8月2日、朝香宮鳩彦王第2王女子として御誕生。昭和16(1941)年、大給義龍 伯爵(尾張徳川家第19代当主、徳川義親の次男で大給左 伯爵の養子となる)と御結婚。
香合形 ボンボニエール
朝香宮湛子女王御結婚送別会(昭和16年(1941)10月30日)
径7.5 当2.8
木製、
★紋が、朝香宮家の紋となっているので、朝香宮家でのご送別の折のものと思われる。戦争の激化に伴い、昭和15年7月7日に「奢侈品等製造販売制限規則」(一般には施行日をとって七・七禁令(しちしちきんれい)が施行され、銀製品の製造販売にも規制がかかることになり、以後、ボンボニエールの素材も陶磁器、漆器、木製などに切り替わっていくことになる。宮家でも銀素材の使用を控えられたものと思われる。