箱形(東伏見邦英御結婚)

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久邇宮邦英王(後の、東伏見邦英)は、明治43年(1910)5月16日、久邇宮邦彦王の第3王子として御誕生。その後、子女がなかった東伏見宮依仁親王の事実上の継承者の立場になるが、旧皇室典範は皇族に養子を認めていなかったため、邦英王は東伏見宮を皇族としては継承することができなかった。邦英王は、昭和5年(1930)5月に成年となられたが、東伏見宮家の祭祀を継承するため、昭和6年(1931)に臣籍降下の願出をし、同年4月に「東伏見」の家名を賜い、華族に列せられ、伯爵を授けられて伯爵東伏見邦英となられた。昭和12年(1937)5月5日、伯爵 亀井茲常の次女・保子さまと御結婚された。その後、1945年(昭和20年)に京都の青蓮院で得度、昭和27年(1952)に善光寺大勧進の住職に就き、昭和28年(1953)に青蓮院門跡の門主となって法名を慈洽と称し、長らく門主の地位にあられた。

箱形 ボンボニエール
東伏見邦英御結婚(昭和12年(1937)5月)(帝国ホテル)
 3.6×5.5×2.5
銀製、刻印「銀製 ○によ印製」

★蓋の合わせの部分の形状に特徴がある。

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