The Nylon Curtain / Billy Joel

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初めて買った洋楽ロックのSingleが "Pressure" で、その後にこのLPを買いました。鬱屈としてした中学生が理解するにはちょっと難解なアルバムでしたが、とにかくサウンドとBillyの歌声に惹かれたのです。特にA-1 "Allen Town" このリズムとノリがとても好きで、今でもMy Favorite Billy Joel song トップ5に入る名曲です。

Stranger, Innocent man, 52nd Streetなどに比べて話題に登らないアルバムですが、Billy本人が「僕にとってのサージェントペパーズさ」と語っているように、彼のキャリアで最も内容の濃い作品になったのではないかと聴いていて感じます。大人になった中学生は歌詞カードを見ながら、改めてこのアルバムの深さと完成度の高さに驚くのでした。

A-2 "Laura" の歌声はまるでJohn Lennonのように聴こえる時があり、A-4 "GoodNight Saigon" のスケールと魂に訴えるBillyの歌は何度聞いても鳥肌が立ち、レコードを裏返して始まるB-1 "She's right on time" のintroのピアノで幸せになり、B-4 "Scandinavian Skies" のマーチングドラムに牽引されながら展開されるBeatlesのようなサウンドプロダクション、そして再び訪れるAllen Townのフレーズ、全てが意味を持って聴き手に届けられます。

付属のブックレットまで全部揃った国内版がdisk unionに490円であったから、、、失ったLPを再び手に入れるためにCDよりも先に買い直しました。だってこれはLPで曲順とA面からB面への展開まで含めての体験がセットになった作品だから。

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    利右衛門

    2021/09/27 - 編集済み

    以前知人から譲り受けたレコードの山の中に、確かこのアルバムかあったはず。
    Katsutoshiさんのレビュー拝見したら、ちょっと聴いてみたくなりました🎵

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      Furuetti

      2021/09/27

      りえさん、コメントありがとうございます😊
      あ、そんな、恐縮です。でもでも、このアルバム良いですよ。もし聴いて良かったら感想お願いします🙇‍♂️

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