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- Vivaldi 調和の霊感 L'Estro Armonico / I Solisti Italiani
Vivaldi 調和の霊感 L'Estro Armonico / I Solisti Italiani
ヴィヴァルディはそんなに聴かない(笑)
のだけれど、この作品を聴きたいと思ったのは「ある」小説を読んだから。
ピエタ 大島真寿美(2011年)
僕は読売新聞の日曜版にある書評コーナーで偶然知り、しかも評者が小泉今日子さんで、これは必読だと思い書店に走った。いや実際には走らずに歩いて行った(笑)
ピエタはそれはそれは素晴らしい小説で本当に読んで良かったと思えるものだった。創作なのに実話では?作者はあの時代を見てきたのでは?と思わせる描写に心から感動した。そして、その小説の中に出てくる曲がこの「調和の霊感」で、どうしても聴きたくなりこの盤を選んだ。
アンプのボリュームを上げると録音会場のイタリア、コンタリーニ宮にトリップしてしまう美しい響きとイタリア合奏団の名演が織りなす美しいバロック絵巻に聴き惚れてしまう。弦の響きがツヤツヤで本当に美しい。
録音エンジニアは名手ピーター・ヴィルモース
デンオンPCM録音の名作のひとつではないかな。