『火星年代記 / レイ・ブラッドベリ』《ハヤカワSFシリーズ》

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早川書房より、1963年に発行された『火星年代記』です。レイ・ブラッドベリ/著で、原書は1950年に発行され、レイ・ブラッドベリの名声を確立しました。
ハヤカワSFシリーズ版は絶版ですが、ハヤカワ文庫SFなどで読むことができます。SFにおける抒情詩的な作品の代表的な作品だと思います。
“アメリカ合衆国は火星探検隊をのせた宇宙船を打ち上げる。しかし第一次から第三次までの探検隊はいずれも火星人の攻撃によって絶滅してしまう。武装を整えて火星に乗り込んだ第四次探検隊は廃墟と化した都市を発見する。先行した探検隊の持ち込んだ伝染病によって火星人はほぼ絶滅してしまっていたのだった。やがて地球から火星への植民が本格化し、大勢の人々が移住してくる。彼らのほとんどは火星人や古代文明には関心を持たず、地球の価値観をそのまま火星に持込み、地球人の街を作っていく。ところが、地球で核戦争が勃発し、ごく一部の例外を残して人々は地球に戻ってしまう。核戦争は長期化し、地球上の街は壊滅していく。長い時が経ち、地球からなんとか脱出して火星にたどり着いた家族が、新たな「火星人」として生活を始める。”
1970年代末に米TVでシリーズドラマ化されましたが、あまり話題にならなかったように思います。
#宇宙SF #抒情SF #レイ・ブラッドベリ #小笠原豊樹 #ハヤカワSFシリーズ

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    僕だらえもん(スミ・ミュウ)

    2021/05/19 - 編集済み

    1960年に父が読んだそうです。懐かしい

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    • Animals 16

      Jason1208

      2021/05/19 - 編集済み

      コメント有難うございます。
      ハヤカワSFシリーズ、いわゆる銀背版は1963年発行なので、御父上が読まれていたのは、他のハードカバー本だと思われます。
      永遠の名作ですね。^^;

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  • Lion

    toy ambulance

    2021/05/20 - 編集済み

     私も昔、文庫版で読みましたが、このカバーデザインでは無かったような気がします。
     現代の観点からは、科学性は緩いかも知れませんが、他のSFから得られる刺激とはひと味違う感慨がずっと胸に残る作品です。
     人間存在への皮肉と隠喩に溢れながら、どこか憐憫を感じさせる作品だったと思います。

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    • Animals 16

      Jason1208

      2021/05/20

      コメント有難うございます。
      技術精神共に成熟した種族は、争うこと無く何処かに消えていく、どこか『指輪物語』のエルフか古代中国の神仙のような火星人種族が印象的でした。

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