世界最初のシステムカメラ Praktina ⅡA、希少レンズ Quinon 55mm F1.9

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Praktina(プラクティナ・プラクチナ)は1952年から1960年まで
、東ドイツのKW社(KAMERA WERKSTATTEN社)で生産された
35mmフォーカルプレーン一眼レフです。
KW社のカメラと言えば、prakticaの方が一眼レフカメラとして有名ですが、その高級機路線がpraktinaです。

贅沢にも標準レンズが、4本も用意されていました。
Tesser 50mmf2.8 (preset)、Biotar 58mm f2、Flexon 50mm f2、そして、Quinon 55mm F1.9です。
Praktina Quinonは、今まで市場で見かけたことが無いので、供給されたレンズは極小数、とても貴重だと思います。

システム一眼というのは、後のニコンFやキャノンF-1がそうであるように、フィルムの長尺パックとか、自動でフィルムを巻き上げ、シャッターをチャージするモータードライブとか、広角から望遠まで用意された色んな交換レンズ群とか、取りそろえたカメラシステムであり、そうしたものの第一号がPraktinaです。

このカメラの事を知ったのは90年代の事であり、ベルリンの壁が崩壊して東独のカメラが、横浜の舶来カメラ専門店に並んでいたような気がします。
当時のお目当ては、PENTAGON 6のBIOTAR。イメージサークルが広いので、 Pentax 67に取り付けてもけられることが無かったのでZeissの玉が楽しめました。

プラクチナと言えば、スクリューマウント(M42)の名前でもありますが、日本ではペンタックス・ペトリ・フジカ・リコー・ヤシカなどが採用し,なかでもペンタックスが
有名だったので,今では、Pマウントというとペンタックスマウントと思う人の方が多いかも知れません。

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