オリンパス OM10 / F.ZUIKO 50mmF1.8

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1979年に発売されたOM10は、TTLダイレクト測光方式を採用した絞り優先のAE機です。

70年代後半になってくると、日本もようやく高度成長期を抜け経済大国として世界に頭角を現しつつある時代でした。それまでのプロ・セミプロ向けだった一眼レフが、若者にも人気が出てきました。メーカーはここぞと思って、AE一眼レフを市場に投入します。電子技術の向上から、35mm一眼レフカメラの自動化・電子化の時代の流れの始まりの頃です。

それまでの一眼レフのイメージを一新するため、若い女性タレントをコマーシャルに使ったのも特徴でした。ミノルタX-7の宮崎美子はあまりに有名でしたが、ペンタックスMGが早見優、オリンパスOM-10は大場久美子です。X-7が「音楽を楽しむように撮ろう」、MGが「キミが大人になる頃、僕はプロになっているかもしれない」、OM-10が「キミが好きだというかわりに、僕はシャッターを押した」などでした。中でも映像では宮崎美子が一番インパクトがあったような記憶があります。
そのきかっけとなたのは1976年(昭和51年)4月発売開始のキャノン「AE-1」だったのかも知れません。

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