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100系X7編成
初代2階建て新幹線100系X編成。 100系は、嘗て20年近くの間0系しか存在しなかった東海道・山陽新幹線のイメージアップを図る為、国鉄が0系のモデルチェンジ車として開発した車両です。 特筆すべき点は新幹線初の2階建て車両が組み込まれたことで、X編成は上階に食堂を備えた168形と、上階にグリーン席、下階にグリーン個室を設けた149形の2両を連結しています。 X編成は試作車含めてX1-X7編成の7本が製造され、国鉄民営化後は全てJR東海の所属となりました。 X7編成はX編成のラストナンバー車で、X編成では最後に廃車となった車両です。 模型はTOMIXの100系X編成最新製品。 号車番号を旧製品のインレタでJRフォントに変更(併せて禁煙マークのピクト化)し、パンタカバーをグレーに塗装して晩年期の形態を再現しました。 パンタ撤去部は銀色に塗装したマスキングテープで穴を塞ぎ、10号車の妻面車体引き込みガイシは土台の高さを他のパンタ車と揃えています。
鉄道模型 Nゲージ TOMIXデテロニー
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100系G7編成
100系のJR西日本譲渡編成。 G編成は、東京-博多間の長距離「ひかり」用のX編成に対し、東京-新大阪間の短距離「ひかり」用に投入された編成で、8号車の2階建て車両は食堂車の168形ではなくカフェテリア&グリーン車併設の148形とされました。 全50編成が存在しその全てがJR東海に所属していましたが、1996年頃にJR西日本が所有する東海道新幹線乗り入れ用の0系を淘汰する目的で、JR東海がJR西日本に対してG1-G7編成の7本を譲渡しました。 譲渡された編成はJRマークのカラーがオレンジからブルーに変更され、号車番号のフォントが国鉄型のまま、前面窓の編成表記が下部貼り付けのままなど、JR東海残留編成とは違いが見られました。 G7編成は2004年1月22日に代走での「こだま」として岡山→博多間の運用に就き、16両編成の100系として一番最後に営業運転を行った車両となります。 模型はTOMIXの100系G編成最新製品。 JRマークをインレタでブルーに変更し、パンタカバーをグレーに塗装してJR西日本譲渡後の形態を再現しました。 パンタ撤去部は銀色に塗装したマスキングテープで穴を塞ぎ、10号車の妻面車体引き込みガイシは土台の高さを他のパンタ車と揃えています。
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100系V9編成
4両の2階建て車両が連なる東海道・山陽新幹線の花形車両100系V編成「グランドひかり」。 V編成はJR西日本が導入した長距離列車用の100系で、食堂車1両と上階グリーン車3両の計4両の2階建て車両を連結していました。 付随車である2階建て車両を増車したことから出力強化の為に先頭車を電動車化してあることが特徴です。 その先頭車は電動車化に伴い、ノーズ下部にモーター冷却用の空気を取り入れる為の通風口が設置されています。 V9編成はV編成のラストナンバー車で、122形の通風口の位置が他のV編成とは異なるという特徴があります。 2,16号車のパンタグラフは元から撤去された状態で出場し、4,6,12,14号車の内6号車のパンタグラフは予備として畳んだまま運用されました。 模型はKATOの100系「グランドひかり」。 パンタカバーはエラーで山側にも空いているEGS確認穴をパテで埋めて塗装し適正化しています。 また、食堂車168形の大型曲面窓ガラスパーツはジャンクのTOMIX 168形のものに交換しツライチ化しています。 その他、検電アンテナをTOMIXのものに、ライト基板をTOMIXのヘッド/テールライト兼用LED基板に交換してあります。
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200系F8編成
シャークノーズの200系200番台F8編成。 一部のF編成の先頭車は、90年代にK編成用としてラウンドノーズ先頭車を捻出する為に、中間車改造によるシャークノーズ先頭車(200番台)へと置き換えられました。 その1本であるF8編成は200番台のラストナンバーである221-207と222-207を連結し、前者は高速対応後の225-69、後者は226-1019をそれぞれ種車としています。 特に前者は、車端の0番台用ガイシ台座を残したまま改造された為、落成後もその台座(ガイシは撤去済み)が残ったままとなっているのが特徴です。 F編成としてはかなり長生きした車両で、E1系新塗装車の全編成と共演が可能となっています。 模型はTOMIXの200系200番台F編成。 1号車の221-207は屋根板にガイシ台座を追加し、9号車の237-1008は屋根板を1000番台の厨房用大型空調機が再現されたものに交換してあります。
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N700系X59編成
悲劇からの甦生を遂げた復活の象徴N700系2000番台X59編成。 2014年12月27日にスモールA改造後の出場を果たしたX59編成は、翌年2015年6月30日に放火事件の被害に遭い、僅か半年程度で運用を離脱することとなりました。 現場となる1号車783-2059は損傷が激しく廃車となってしまいましたが、2016年6月29日に2代目となる新生783-2059が製造され、同年7月29日に遂に運用復帰へと到りました。 2代目の783-2059は、当時N700A増備途中での割り込み製造となった為か、ヘッドライトケースの形状がN700Aと同じツリ目とされたことが最大の特徴です。 一方、青帯先端の切り上げ具合やロゴなどはしっかりスモールA準拠となっています。 今ではZ59編成時代を合算しても初代より2代目の方が運用期間が長くなり、これからも事故廃車からの復活の象徴として末長く活躍していくことが期待されます。 模型はKATOのN700系2000番台で、1号車は点灯面拡大の上でN700Aのプリズムを移植して2代目783-2059を再現しています。 また、8号車にASSYパーツの動力ユニットを追加して2M化しています。
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200系K41編成
リニューアル車の第三編成200系1000番台K41編成。 K41編成は1999年10月4日にリニューアル工事が竣工され、現存する記録は見つかっていませんがE3系「こまち」との併結が可能な時期に登場したリニューアル編成3本の内の最後の1本となります。 また、リニューアル車の中でE3系「つばさ」との併結記録が明確に残っている車両でもあります。 先頭車はたった3組しか存在しない1000番台車であり、屋根上は高速対応に変わっているものの窓割りは0番台先頭車と共通となっているのが特徴です。 また、7号車の225-499は、これまた3両しか存在しない電話室小窓付きの1000番台ビュフェ車の一つ237-1001を種車とした為、1000番台屋根で小窓付きというレアな形態となっています。 2013年2月に廃車となるまでの約13年間この姿で活躍し、後年リバイバルカラー化したK47編成を除くとリニューアル車歴が最長の編成となります。 模型は、TOMIXの200系K編成リニューアル車最新製品をベースに、両先頭車をE編成最新製品の0番台先頭車にリニューアル車先頭部を切り接いで塗装したものに差し替えて作製。 7号車の225-499には電話室小窓を穿孔により追加してあります。 その他、雪切り室の削減、5号車の屋根端にパンタカバー撤去台座の再現を行っています。 また、デフォルト装備の4灯プリズムには改良加工を施しています。 プリズム改良加工↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/7 雪切り室削減加工↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/18
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200系K27編成
0番台先頭車の200系K27編成。 0番台先頭車のK編成は5本存在し、その何れもが原色のまま引退となりました。 K27編成は両先頭車の他に7,9号車が0番台で、7号車には僅か2両しか存在しない225-480の一つである225-481を連結しているのが特徴です。 225-480はビュフェ車237-0を普通車化改造した車両で、同じく237形を普通車化改造した225-490とは上り側の客用扉が通常幅のものに交換されている点が異なります。 K30,K31編成と同じくK編成の併結運転期間を全うした0番台車両であり、E3系「つばさ」や400系新塗装との併結が可能です。 模型は、TOMIXの200系E編成最新製品をベースに、222-0の先頭連結器搭載改造や、7号車の225-481作製により組成。 2〜6,8号車の屋根板は1000番台のものに交換し、他号車の0番台屋根板には特高圧線とガイシを追加してあります。 その他、1,9号車にJRマークの追加、9号車の屋根端にパンタカバー撤去台座の再現を行っています。 また、デフォルト装備の4灯プリズムには改良加工を施しています。 プリズム改良加工↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/7 作製過程↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/17
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200系H4編成
レアな2000番台先頭車200系H4編成。 200系2000番台は、嘗てラウンドノーズ車の0,1000,1500番台の200系しか存在しなかった東北新幹線のイメージアップを図る為、東海道・山陽新幹線で人気を博した100系の先頭部を模り新規製造されたシャークノーズ形状の先頭車です。 同じシャークノーズ車の200番台とは側面の座席表示器と裾部通風口の位置が異なり、新造車である2000番台は客用窓と同軸上に、改造車である200番台はズレた位置に配置されています。 また、222形は200番台より座席が1列分多く設置され、その分窓が1列多くなりパンタ下の客用扉がより車端側にオフセットされているのが特徴です。 2000番台先頭車は2組だけ製造され、H4編成はその1号機である221-2001,222-2001を先頭車とし、H5編成と共に最末期にはモノクラス12両の波動用編成を務めました。 模型はTOMIXの200系2000番台H編成最新製品。 両先頭車は200系200番台F編成製品の先頭部を切り継いで塗装しライト形状を修正しています。 晩年の16両編成の姿を基本形態としていますが、モノクラス12両に組み替えて運用することも可能です。 先頭車顔修正↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/13
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E4系P19編成
E6系と併結した唯一のE4系。 上越新幹線専用車両となったE4系は嘗てE1系が纏っていた朱鷺ピンクの帯色へと塗装変更されました。 P19編成はその新塗装化の過渡期に塗装変更され、ごく標準的な新塗装車として約5年半程活躍していました。 そんな中、2019年10月26日に開催された第34回新幹線車両基地まつりにて、構内併結試運転イベントの走行車両にこのP19編成が抜擢され、E6系Z14編成との併結運転が実施されました。 飽くまで構内限定の試運転で、E6系側は17号車の非常用連結器を用いての併結でしたが、どちらも超ロングノーズで似たようなシルエットの車両なので、案外似合った組み合わせのように思えます。 模型はKATOのE4系新塗装。 3,5号車のパンタ車隣接側のケーブルヘッド周辺形状が地絡対策の為に形状変更された点を加工と塗装により再現しています。 また、1号車の先頭カプラーは、TOMIX E6系後期型のZ14編成と連結させる為、突起部分の側面に溝を彫りTNカプラーとの連結に対応させています。
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E3系R2編成
E3系量産車第一号0番台R2編成。 初代秋田新幹線車両「こまち」として開発されたE3系0番台は、1997年のデビュー当初は5両編成で運行され、翌年6両竣工車のR17編成が登場すると既存の編成もE328形を追加して6両編成に増車されました。 6両化された前期型は、5両編成時代のパンタカバーを残したまま増車した影響で、追加されたE328形には旧パンタカバーの対となるパンタカバーが設置された為、"パンタのないパンタカバー"が存在することが外観の大きな特徴となっています。 また、前期型は前面窓のワイパーが1本だけで、補助ワイパーが追加されて2本となった後期型とは異なります。 前期型は後期型よりも併結相手が豊富で、E2系やE5系の他に200系の原色やリニューアル車とも併結実績がある万能車両です。 模型は、KATOのE3系「こまち」製品をベースに、前面窓のワイパー削減、ジャンクの中間車より屋根板を切り出して12・13号車間と15・16号車間のケーブルヘッドの撤去加工を施し、13・14号車間にはTOMIX E3系のジャンクからパンタカバーパーツを塗装の上で移植して作製。 先頭カプラーは突起部分の側面に溝を彫りTNカプラーとの連結に対応させています。
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400系L4編成
400系新塗装化の第一段L4編成。 1999年に「つばさ」新型車両であるE3系1000番台が登場すると、それに合わせて400系も全編成が同様の塗装に変更されることとなり、中でもL4編成はその先駆けとして同年内に塗装変更を施工された唯一の車両となります。 塗装変更後もE4系や新旧の200系との併結運転が行われ、E3系2000番台が出揃う2010年までの約10年間この姿で活躍しました。 模型はTOMIXの400系新塗装。 先頭車前面部にある旧塗装用塗り分けパーティングラインを加工と塗装により修正しています。 また、15号車の429形はE3系用台車に交換してあります。 先頭車パーティングライン修正↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/16
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100系K58編成
100系3000番台V9編成改め5000番台K58編成フレッシュグリーン塗装。 嘗て4連の2階建て車両が目を引いた「グランドひかり」ことV編成は、2000年頃より短編成化が行われ4両のP編成、6両のK編成へと改造されました。 短編成化により2階建て車両を廃したことで車掌室が無くなった為、K編成の4号車には車掌室を新設した126形3200番台を連結しています。 K58編成はV9編成の先頭車を引き継いで短編成化された車両で、2002年の竣工時点でフレッシュグリーン塗装を纏っており、2011年の廃車までその姿を維持しました。 因みにV9編成及びK58編成は、122形のノーズ下にある通風口が他の編成とは異なりスカート寄りに配置されています。 模型は、KATOの100系「グランドひかり」製品をベースに、4号車の126-3208を作製し、全車両に塗装を施して組成。 4号車のパンタグラフは撤去し、6号車に移設しています。 また、2,4,6号車のパンタカバーは、エラーで山側にも空いているEGS確認穴をパテで埋めて適正化しています。 その他、検電アンテナをTOMIXのグレー色タイプに、ライト基板をTOMIXのヘッド/テールライト兼用LED基板に交換してあります。
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200系K25編成
言わずと知れた悲運の名車200系1500番台K25編成リニューアル車。 2本目のリニューアル車として早期に登場し、E3系「こまち」との併結記録がある数少ないリニューアル編成で、K21編成と同様に0番台車を含む希少なリニューアル車でもありました。 K25編成以降のリニューアル車は雪切り室の削減工事が行われています。 7号車の225-482は僅か2両のみ製造された225-480の一つで、7号車が225-490以外の形式であるリニューアル車はK25編成が唯一となります。 2004年10月23日に発生した新潟県中越地震により営業運転中に脱線、自身は重度の破損により廃車となったものの死者・負傷者は1人も出さなかった奇跡の車両です。 模型は、TOMIXの200系K編成リニューアル車最新製品をベースに、7号車の225-482作製により組成。 7,9号車の屋根板は0番台登場時のものに交換し、特高圧線とガイシを追加してあります。 その他、雪切り室の削減、9号車の屋根端にパンタカバー撤去台座の再現を行っています。 また、デフォルト装備の4灯プリズムには改良加工を施しています。 プリズム改良加工↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/7 雪切り室削減加工↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/18 作製過程↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/10 https://muuseo.com/detelony/diaries/11 https://muuseo.com/detelony/diaries/12
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200系H5編成
東北新幹線の嘗ての花形車両200系H編成。 H編成は6編成全てが100系顔のシャークノーズ車を先頭車とし、ピンストライプの緑帯を纏い、ダブルデッカー車を2両連結、東北新幹線歴代唯一の16両貫通編成であり当時の速達「やまびこ」に優先充当されるなど、東北新幹線のフラグシップとして活躍しました。 H5編成は200系200番台のトップナンバーである221-201,222-201を先頭車とし、H4編成と共に最末期にはモノクラス12両の波動用編成を務めた車両です。 模型は、TOMIXの200系2000番台H編成最新製品をベースに、両先頭車をピンストライプ化した200系200番台F編成製品のものに差し替えて作製。 16号車222-201の屋根端は中間車屋根板のガイシ台座をおゆまるコピーしたものを移植して0番台形状化しています。 晩年の16両編成の姿を基本形態としていますが、モノクラス12両に組み替えて運用することも可能です。 先頭車ピンストライプ化↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/8
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200系F80編成
200系唯一の北陸対応編成。 F80編成は1998年2月開催の長野オリンピックの臨時輸送用にF17編成から改造された北陸対応編成で、関連機器搭載による先頭車の重量増加対策として、先頭車座席をE2系に使用される軽量タイプに換装、スノープラウを鉄製からアルミ製に交換、12号車のパンタグラフを8号車に移設などの措置が取られました。 外観としては、上記改造によるパンタグラフの配置違い、後年の200系の前頭カバーがボディと同色のものが主流となる中で最後まで黄ばんだものを装着していたことが同車の特徴です。 模型はTOMIXの200系1500番台F編成。 12号車のパンタグラフを撤去し、8号車の屋根板をパンタグラフ付きのものに、9号車の屋根板を1000番台の厨房用大型空調機が再現されたものに交換してあります。 ライトプリズムは4灯化されたものに交換し、プリズム改良加工を施しています。 プリズム改良加工↓ https://muuseo.com/detelony/diaries/7
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