200系K25編成

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言わずと知れた悲運の名車200系1500番台K25編成リニューアル車。
2本目のリニューアル車として早期に登場し、E3系「こまち」との併結記録がある数少ないリニューアル編成です。
2004年10月23日に発生した新潟県中越地震により営業運転中に脱線、自身は重度の破損により廃車となったものの死者・負傷者は1人も出さなかった奇跡の車両です。

筆者が幼少の頃によく見ていた鉄道ビデオにリニューアル車が登場するのですが、その映像にはE3系「こまち」との併結運転の様子が収められていました。
当時はヘンな色の200系という認識でしかいませんでしたが、その併結シーンが非常に珍しいものであったことを後年になってから知り、それを機にリニューアル車、延いては200系全体について興味を持つようになったのです。
そしてその車両がまさかあの震災の被災車両であるK25編成であったというのには驚きました。
震災当時はまだ年少で内容を完全に理解していた訳ではありませんが、脱線損傷しながらも乗員乗客全員の命を守り抜いたにも拘らず、マスメディアからはまるで「安全神話崩壊の主犯」であるかのように報じられていたことは記憶にあり、幼心ながら大変不憫に思ったものです。
私はこの尊き英雄を称え、いつかこの車両を模型で手にすることを心に決めたのでした。

模型は、TOMIXの200系K編成リニューアル車最新製品をベースに、7号車の225-482作製により組成。

7,9号車の屋根板は0番台登場時のものに交換し、特高圧線とガイシを追加してあります。

その他、雪切り室の削減、9号車の屋根端にパンタカバー撤去台座の再現を行っています。

また、デフォルト装備の4灯プリズムには改良加工を施しています。

プリズム改良加工↓
https://muuseo.com/detelony/diaries/7
作製過程↓
https://muuseo.com/detelony/diaries/10
https://muuseo.com/detelony/diaries/11
https://muuseo.com/detelony/diaries/12

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