宝島社 別冊宝島302 プロレス世紀末読本 決定版!因縁の系譜

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一九九七年三月十四日発行
発行所―株式会社宝島社

平成9年(1997年)に宝島社より刊行された「別冊宝島302 プロレス世紀末読本 決定版!因縁の系譜」です。
プロレスラーたちがリング上で見せる遺恨のドラマ。憎悪や嫉妬といった人間関係の縺れや、金銭問題が生み出すリアルな確執。プロレス界に脈々と流れる、そんな虚実綯い交ぜの“因縁の系譜”を取り上げた本です。
プロレスの、こうした“因縁”は時に興行を盛り上げるスパイスの役割を果たしますが、それは一歩間違えると団体の衰退や崩壊にも繋がる諸刃の剣。猪木ー新間時代の新日はそうした話題作りが実に上手くて、中でも長州が藤波に嚙みついた下剋上のドラマは当時の新日の最高傑作。いろんな意味でプロレスの流れを大きく変えるきっかけとなったアングルでしたが、その裏で猪木ー新間コンビに対して蠢いていたレスラーたちのネガティブな感情が、まもなく猪木ー新間体制を崩してしまったのはまさに好例といえます。ただ、そうしたリング外のネガティブな出来事すら「俺の首をかっ切ってみろ!」の一言で、リング内で見事に昇華させてしまったアントニオ猪木のプロレスセンスは流石としかいいようがありません。

#プロレス #プロレス本 #宝島社 #別冊宝島

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    TORA

    about 1 hour ago

    現代のレスラーのマイクアピールは、言語が明瞭に聞き取れまますね。でも後に残らないんですよね。

    対して昔のレスラーは何言っているのか聞き取れないことが多い。それなのに、言葉が心に刺さってくる。故に"名言" "名場面" が多い。

    この差は何なんですかね🤔

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